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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

牛乳乳製品の生産動向分析7 - 主要乳製品の生産量の割合(as.matrix関数, prop.table関数, as.data.frame関数)

今回は、主要乳製品の生産量の割合を見てみようと思います。平成〇〇年は脱脂粉乳は20%でチーズは25%だった。。というような割合です。

まずはcsvファイルに保存してあるデータをread.csv関数でR言語に読込ませます。

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生産量のデータだけのデータフレームを作成します。

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アイスクリームの生産量はキロリットルで、その他はトンです。アイスクリームを削除したデータフレームを作成します。

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最初に全体の乳製品の生産量のトレンドをみてみましょう。apply関数とsum関数で行ごとの合計した値をplot関数でグラフにします。

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始めの4つのデータは、クリームが集計されていないので、合計値が極端に少ないですね。クリームが集計された年からのデータフレームに作り変えましょう。

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5行目からスタートしています。もう一度グラフを作成してみます。

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最近は低下傾向ですね。

それでは、各製品の割合をみてみましょう。prop.table関数で行ごとの割合、列ごとの割合というのが計算できますが、この関数はマトリックスでないと動かないので、as.matrix関数でデータフレームをマトリックスに変換してからprop.table関数を適用します。

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このままでは、5行目は平成何年かわからないので、cbind関数をつかって、年度のデータと合体させます。まずは、as.data.frame関数でデータフレームに変換してからcbind関数を使います。

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こうやってから、、

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いちおうできましたが、1列目の列名が、milk[c(-1,-2,-3,-4), 1]という名前になっていますので、年度になおしましょう。

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できました。

昭和60年はチーズの生産量割合は13.13%でしたが、平成29年には28.00%になっています。