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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略」平川新 著 中公新書

 

 日本な何故、植民地にならなかったのか?

それは、当時の日本がスペイン・ポルトガルと比較して遜色ない軍事力と政治力を持っていたからだということです。

戦国大名が覇権を争ったのが結果的に日本の軍事力を高め、ちょうど良いタイミングで秀吉・家康が日本を統一した、ということですね。

日本が当時、ヨーロッパからは「帝国」とみなされ、秀吉、家康は「皇帝」と呼ばれていたことが当時の日本の凄さを示しているそうです。当時のヨーロッパで、「皇帝」と呼ばれていたのはローマ皇帝だけで、スペインもポルトガルも「国王」だったそうです。そして、日本の大名たちもヨーロッパからは「国王」と呼ばれていたそうです。政宗は「奥州の国王」、鍋島は「肥前の国王」などと。