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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

厚生年金保険データの分析1 - R言語で基本統計量を算出する

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

いつものように、e-stat(政府統計の総合窓口)のサイトを訪問したら、

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厚生年金保険・国民年金事業統計というファイルが新着でありました。クリックしてみると、

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本統計は、厚生年金保険及び国民年金の事業状況を把握し、厚生年金保険及び国民年金制度の適正な運営をはかるための基礎資料として利用することを目的としています。本統計は、各月・各年度の被保険者や受給者に関する状況を年金種別、都道府県別ごとに集計し提供しています。

とのことです。

さらにクリックして進んでいきます。

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このようなExcelファイルがありましたので、このファイルのデータをR言語で分析してみたいと思います。

このファイルはいろいろなデータがあるので、少しデータを絞り込みました。

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上の図のようなCSVファイルにして、read.csv関数でデータをR言語に読込ませます。

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変数を確認していきます。

まずは、都道府県でこれは北海道から沖縄まで47個のデータがあります。

事業所数は厚生年金保険の関わっている事業所の数ですね。都道府県平均で4万8372あります。

船舶所有者数は文字通り船舶を所有している事業所の数です。平均で108.3です。NAが7つあります。船舶を所有している事業所が無い都道府県が7つあるということだと思います。

被保険者数は、厚生年金保険の被保険者です。都道府県平均で84万8232人です。

被保険者のうちの一般男子は平均で52万6038人です。後の分析で男女比率を都道府県別に算出してみましょう。

女子は平均で32万1044人です。

坑内員数、炭鉱等で働いている人ですかね。。平均で18.06人です。

船員数は平均で1336.9人です。

平均月額報酬、これは単位は円です。都道府県平均で27万8387円です。

一般男子の平均月額報酬は、都道府県平均で31万5557円です。

女子の平均月額報酬は、都道府県平均で22万0879円です。男女の賃金格差も後で都道府県別に計算しましょう。

坑内員の平均月額報酬は、都道府県平均で32万3677円です。

船員の平均月額報酬は、都道府県平均で37万1595円です。船員さんは報酬が高いのですね。

続いて賞与支払事業所です。賞与を支払った事業所ということですね。都道府県平均で5874事業所です。事業所が都道府県平均で4万8372事業所ですから10%よりちょっと多いぐらいの事業所が賞与を支払ったということですね。後で都道府県別に賞与支払事業所率を計算してみましょう。

賞与支払船舶所有者数は、都道府県平均で13.05です。

賞与受取被保険者数は、都道府県平均で8万2543人です。

賞与受取一般男子数は、都道府県平均で5万4131人です。

賞与受取女子数は、都道府県平均で2万8322人です。後で賞与受取の男女比率を都道府県罰に算出しましょう。

賞与受取坑内員は、都道府県平均で18.18人です。

賞与受取船員は、都道府県平均で109.5人です。

賞与額平均は、都道府県平均で25万0564円です。

賞与額平均一般男子は、都道府県平均で27万8303円です。

賞与額平均女子は、都道府県平均で19万6313円です。賞与額平均についても男女の格差をあとで計算しましょう。

賞与額平均坑内員は、都道府県平均で20万0897円です。

賞与額平均船員は、都道府県平均で35万0147円です。船員さんは賞与も多いのですね。

というのが厚生年金の2018年8月のデータです。

次回からは、都道県別の賞与支払事業所率、男女の月額報酬格差、男女の賞与格差などを中心に分析してみたいと思います。

今回は以上です。

次回は

 

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です。