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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

JFAコンビニエンスストア統計調査月報データの分析6 - R言語で1日当りの来客数と売上を算出する。1月は暇で7月は忙しい!?

 

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 の続きです。

今回は1日当りの来客数と売上高を計算してみたいと思います。

いままでの分析で2月は売上高、来客数ともに少なかったですが、2月は28日までしかないですからね。当たり前といえば当り前です。なので1日当りの売上高と来客数を見てみましょう。

まずは、売上高と来客数のデータの確認をします。

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となります。2017年も2018年もうるう年ではありませんので、2月は28日間です。

なので、まず日数のベクトルを作りましょう。

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これで1日当りの売上高や来客数を計算できます。

まずは全店売上高から

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R言語のいいところは、全店売上高のデータ数が24個でdaycountのデータ数が12個の場合には、daycountのデータを繰り返して割り算してくれるところですね。

既存店売上高、全店来客数、既存店来客数も計算してしまいましょう。

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このように作成した4つのベクトルと年、月のベクトルを合わせて一つのデータフレームにしましょう。

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このようになりました。summary関数で平均値などを算出しましょう。

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全店売上高の平均は、296億63百万円です。既存店売上高の平均は262億88百万円です。全店来客数の平均は4755万9千人です。既存店来客数の平均は4272万4千人です。

plot関数でグラフにしてみましょう。その際にもともとのデータを下において変動の度合いを比較してみましょう。

まずは全店売上高からです。

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上の1日当りの全店売上高のほうがトレンドがわかりやすいですね。1月は売上が少なく、2月から7月までは売上が上昇し、8月9月と減少していって、12月に売上が増えるというパターンです。

既存店売上高はどうでしょうか?

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既存店売上高も同じ傾向です。

全店来客数はいかがでしょうか?

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1日当りにすることでトレンドがはっきりしましたね。1月から7月にかけて来店客数が増えて、8月から1月までが減少するというパターンです。

どうして7月は来店客数が多いのでしょうね?

既存店の来客数も見てみましょう。

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既存店来客数も同じです。

コンビニエンスストアは1月が1日当りの来店客数が一番少なく暇で、7月が一番多いので忙しい、ということがわかりました。

今回は以上です。