今回は、主要乳製品の生産量の推移をグラフにしてみたいと思います。
まずは、csvファイルに保存してあるデータをread.csv関数で読込みます。
バターの推移をグラフにしてみます。plot関数です。
plot(データ)でグラフになりますが、このように何もオプションをつけないと〇でのチャートになります。推移を見たいので、ライングラフにしましょう。type="l"とします。l は数字の1ではなくて、エルです。
山型のグラフですね。
脱脂粉乳のグラフはどうでしょうか?
バターと同じような形状です。main="脱脂粉乳"というオプションを加えて、グラフのタイトルを脱脂粉乳にしています。
次は、れん乳類です。
L(エル)字型ですね。ylab="生産量"というオプションを加えて、Y軸のラベルを生産量にしています。
全紛乳のグラフはどうでしょうか?
xlab="単位:トン"というオプションを加えて、X軸のラベルを追加しました。L字型よりももっと右肩下がりという形です。
チーズはどうでしょうか?
チーズの生産量は右肩上がりですね。type="b"にして〇とラインのグラフになります。
次は、調整粉乳です。
col="red"というオプションをつけて、グラフの色を赤くしています。
つぎはクリームです。
クリームは右肩上がりに生産量が増えています。lty="dashed"というオプションをつkてグラフの線を破線にしています。
最後はアイスクリームです。
N字を崩した形ですね。lwd=10というオプションで線の太さを変更しています。初期設定はlwd=1です。
plot関数のオプションをまとめると、
main=でグラフのタイトル、
ylab=でY軸のラベル、xlab=でX軸のラベル
type=でグラフの種類、lだと線
col=でグラフの色
lty=で線の種類
lwd=で線の太さ
です。
最後は8個のグラフを1つの画面にまとめます。
par(mfrow=c(2,4))として、2行4列に配置します。
グラフの形が似ているどうしで、色と太さを変えました。
バターと脱脂粉乳は赤い線、チーズとクリームは青い線、れん乳類、全粉乳、調整紛乳は黒い線、アイスクリームは太線です。
前回は因子分析でいくつかのグループに分けましたが、グラフで表示すると簡単に分けられますね。