前回は、主要乳製品の生産量をグラフにしました。今回は、伸び率をグラフにしようと思います。
まずは、csvファイルに保存してあるデータをread.csv関数で読み込みます。
伸び率だけのデータフレームを作成します。
伸び率は、3列目から17列目までの奇数列にあるので、milk[ , c(3,5,7,9,11,13,15,17)]とその列だけを指定しています。
生産量をグラフにしたときはplot関数でしたが、今回は棒グラフにしてみます。barplot関数です。
次は、脱脂粉乳です。
main="脱脂粉乳伸び率"というオプションをつけて、グラフにタイトルを表示しました。
次は、れん乳類です。
names.arg=milk$年度 というオプションをつけて、それぞれのバーに対応する年度を表示しました。
次は全粉乳伸び率です。
ylim=c(-30,30)というオプションを追加して、Y軸の範囲を指定しています。
次は、チーズです。
col="red" を追加して赤い色にしています。最初の年の伸び率が突出していますね。
次は調製紛乳です。
col="blue"で青くしてみました。
次は、クリームです。
col="yellow"で黄色くしました。
最後はアイスクリームです。
こうして伸び率を棒グラフにしてみましたが、いまひとつ各製品の伸び率を把握しきれない感じです。
最後に、棒グラフの高さによって色の濃さが変わる方法を書いておきます。
アイスクリームを例にしてみます。
これは、参考文献で掲示している、Rクックブックにあった方法です。
rel.hts <- rank(伸び率$アイスクリーム伸び率) / length(伸び率$アイスクリーム伸び率)
で棒のランクを0と1の間で表される高さの相対値に変換します。
そして、値の大きい棒が明るい色ではなく、暗い色になるように相対高さを反転させ、高さの相対値をグレースケールのベクトルに変換します。
grays <- gray(1 - rel.hts)
こうして、col=grays とします。