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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

牛乳乳製品の生産動向分析5 - 主要乳製品の伸び率を棒グラフにする。(barplot関数)

前回は、主要乳製品の生産量をグラフにしました。今回は、伸び率をグラフにしようと思います。

まずは、csvファイルに保存してあるデータをread.csv関数で読み込みます。

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伸び率だけのデータフレームを作成します。

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伸び率は、3列目から17列目までの奇数列にあるので、milk[ , c(3,5,7,9,11,13,15,17)]とその列だけを指定しています。

生産量をグラフにしたときはplot関数でしたが、今回は棒グラフにしてみます。barplot関数です。

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次は、脱脂粉乳です。

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main="脱脂粉乳伸び率"というオプションをつけて、グラフにタイトルを表示しました。

次は、れん乳類です。

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names.arg=milk$年度 というオプションをつけて、それぞれのバーに対応する年度を表示しました。

次は全粉乳伸び率です。

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ylim=c(-30,30)というオプションを追加して、Y軸の範囲を指定しています。

次は、チーズです。

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col="red" を追加して赤い色にしています。最初の年の伸び率が突出していますね。

次は調製紛乳です。

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col="blue"で青くしてみました。

次は、クリームです。

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col="yellow"で黄色くしました。

最後はアイスクリームです。

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こうして伸び率を棒グラフにしてみましたが、いまひとつ各製品の伸び率を把握しきれない感じです。

最後に、棒グラフの高さによって色の濃さが変わる方法を書いておきます。

アイスクリームを例にしてみます。

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これは、参考文献で掲示している、Rクックブックにあった方法です。

rel.hts <- rank(伸び率$アイスクリーム伸び率) / length(伸び率$アイスクリーム伸び率)

で棒のランクを0と1の間で表される高さの相対値に変換します。

そして、値の大きい棒が明るい色ではなく、暗い色になるように相対高さを反転させ、高さの相対値をグレースケールのベクトルに変換します。

grays <- gray(1 - rel.hts)

こうして、col=grays とします。