Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

貴金属流通統計調査の分析3 - 金の需要の割合を円グラフで表示する。(pie関数)

今回は、貴金属流通統計調査のデータを使って、金の需要の割合を円グラフにしたいと思います。

まず、CSVファイルに保存してあるデータをread.csv関数でR言語に読込みます。

f:id:cross_hyou:20180919190625j:plain

このようなデータです。金の需要としては、電機・機械で使われたり、歯科医療で使われたり(いわゆる金歯ですね。)、メッキ、宝飾、美術工芸品、メダルなどがあります。

この数値はグラムを表しています。

まず、H29年1月からH30年7月までのデータを合計しましょう。apply関数とsum関数を使います。

f:id:cross_hyou:20180919191124j:plain

これらの合計値を計算しましょう。sum関数です。

f:id:cross_hyou:20180919191259j:plain

比率を計算します。

f:id:cross_hyou:20180919191637j:plain

これで円グラフが書けます。

f:id:cross_hyou:20180919192225j:plain

desという変数を作って、そこに「電気機械 61.78%」というような説明(description)を流し込みます。paste関数で文字と文字をつなぎ合わせます。sep=""でつなげる文字の間にスペースを入れないようにしています。

そして、pie関数で円グラフを作成します。clockwise=TRUEで12時方向からデータがスタートするように設定しています。

そしてできた円グラフがこちらです。

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というように、なりました。私が思っていた金の需要って宝飾とか美術品で使われるものでしたが、実際は電機・機械が6割もあるのですね。