の続きです。
前回計算した各種比率を並び替えて、女性が活躍している都道府県を調べてみます。
前回作成した分析用データフレームのsummary関数の結果を再掲します。
変数MFRは被保険者の男性と女性の比率ですね。値が低いほど女性が多いということです。order関数で並び替えて表示します。
高知県が一番女性比率が高い県です。以下、鳥取、熊本、佐賀、長崎、沖縄と続きます。
次は、変数MFWR、これは男女の月額報酬の比率です。これも値が小さいほど女性と男性の月額報酬の差が無いということになります。
沖縄が1位です。以下、高知、奈良、徳島、鳥取、秋田と続きます。
BORは賞与を支給した事業所の比率なので飛ばして、MFBRをみてみましょう。MFBRは賞与をもらった人数の男女の比率ですね。これも値が小さいほど女性が多く賞与をもらっていることになります。
千葉がダントツの1位です。千葉だけが女性のほうが男性よりも賞与を受け取った人数が多いです。2位の沖縄で1.506ですからね。以下福岡、熊本、埼玉、福井となりました。
賞与の金額はどうでしょうか?MFBVRです。これも値が小さいほど女性が受け取った賞与の金額が大きいということです。
鳥取が1位です。以下、熊本、福井、茨城、高知、宮崎となりました。
order関数では decreasing = TRUE とすると大きい順に並び替えできますので、値の大きい都道府県、すなわち男性優位の都道府県を調べてみましょう。
被保険者の人数では愛知が一番男性比率が高いです。以下、神奈川、大阪、埼玉、静岡、宮城となっています。
MFWR:月額報酬はどうでしょうか?
月額報酬でも愛知が一番です。以下、岐阜、富山、静岡、滋賀、広島となります。
賞与をもらった人数の男女比(MFBR)はどうでしょうか?
愛知強し!またまた1位です。以下、北海道、山口、鳥取、宮城、愛媛と続きます。
賞与金額(MFBVR)はどうでしょうか?
愛知は2位でした。千葉が1番、愛知、宮城、岐阜、静岡、東京と続きました。
賞与を出した事業所の比率(BOR)も小さい順、大きい順に並び替えてみましょう。
東京が一番比率が低いです。以下、神奈川、大阪、千葉、京都、高知となります。東京の事業所のうち賞与を支給した事業所は6.67%しかないんですね。。
大きい順に表示します。
秋田が1位、2位が岩手、3位が山形と東北の3県が上位になりました。以下、佐賀、新潟、鹿児島となります。
今回は以上です。
次回は
です。