の続きです。
四半期ごとの株価のデータを景気動向指数の先行系列のデータから取得できたので、その株価データとGDPのデータをくっつけてチャートを作成したいと思います。
このような株価のCSVファイルです。Kbuka-1Yは、1年後にどれだけ株価が上昇しているかを表しでいます。「来年の同じ四半期の株価 / 今年の四半期の株価」で計算しています。
まず、この株価のCSVファイルをread.csv関数で読込みます。skip = 4というオプションで5行目からデータを読込みます。
str関数でデータ構造を、head関数で始めの6行を表示しました。
前回作成したデータフレーム、dataを同じようにstr関数とhead関数で確認しましょう。
Timeの列で一緒にすればいいですね。merge関数を使います。
dataにもkabukaにもKabukaという変数があったので統合後はKabuka.xとKabuka.yになっています。Kabuka.yのほうが正しいほうなので、Kabuka.xを削除します。subset関数を使います。
Kabuka.xがなくなっていますね。
Kabuka.xをKabukaにしましょう。
このように、Kabuka.yをKabukaという名前の新しい変数にデータをコピーして、subset関数でKabuka.yを削除しました。もっと簡単な方法がる気がしますが。
これでようやく四半期の株価がGDPデータに加わりました。plot関数でチャートを作ります。
前回のよりも株価が正確にチャートになりました。
株価をY軸、GDPをX軸に散布図を描き、回帰直線を重ねましょう。
今回は以上です。
次回は
です。
今回のR言語のコードです。
# 株価(四半期)の株価を読み込む
kabuka <- read.csv("KABUKA_QUARTERY.csv", skip = 4)
str(kabuka)
head(kabuka)
# dataの確認
str(data)
head(data)
# merge関数でdataとkabukaを統合
data <- merge(data, kabuka, by = "Time")
str(data)
head(data)
# Kabuka.xの削除
data <- subset(data, select = -Kabuka.x)
str(data)
# Kabuka.yをKabukaに変更
data$Kabuka <- data$Kabuka.y
data <- subset(data, select = -Kabuka.y)
str(data)
# GDPと株価のチャート
par(mfrow = c(2,1))
plot(data$Time, data$GDP, col = "red", type = "l")
plot(data$Time, data$Kabuka, col = "blue", type = "l")
# 株価とGDPの散布図と回帰直線
plot(data$GDP, data$Kabuka, pch = 21, col = "red")
abline(lm(data$Kabuka ~ data$GDP), col = "blue")