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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の凶悪犯認知件数の分析4 - R言語で可住地面積当りの凶悪犯認知件数を計算。度数分布表を出力する関数を作成。

 

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 の続きです。

今回は可住地面積当りの凶悪犯認知件数を計算してみます。

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10万ha当りの件数を算出しました。秋田県は8.4件、大阪府は780.5件です。100倍近い差がありますね。

グラフで分布をみてみます。

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大きな値に外れ値がいっぱいあることがわかります。

summary関数で平均値などを見てみます。

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平均値は35.5で中央値は85です。

今回は、度数分布表を作成する関数を作ろうと思います。

参考図書は

 

現場ですぐに使える!  R言語プログラミング逆引き大全 350の極意

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 です。

ヒストグラムを作成する関数histはただヒストグラムを描くだけでなくていろいろなデータも同時に計算しています。

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$breaksがヒストグラムの階級で、$countが度数です。これを利用します。

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こんな感じです。

それでは関数を実行してみます。

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ヒストグラムも出力するようになっています。

度数分布表を見ると38都道府県、8割の都道府県が100件以下に入っています。

この38件の分布を詳しく見てみましょう。

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BadArea[BadArea < 100]とすると、100件以下の都道府県だけに絞り込むことができます。

100件以下の都道府県にすると山型に近い分布になりますね。

今回は以上です。