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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

消費動向調査のデータ分析2 - 世帯主の年齢で暮らし向きに違いがあるか。

 

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 の続きです。

今回はTable2、世帯主の年齢で暮らし向きに違いがあるかどうかを調べましょう。
まずは、前回と同じように、Table2のマトリックスを作成します。

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今回は、Bestの列の数が少ないので、BestとBetterを合計して、Goodに、WorseとWorstを合計してBadにしましょう。Good, Same, Badの3つで分析します。

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Table2bという名前のマトリックスを作りました。

比率で棒グラフを描いてみましょう。barplot関数です。

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Goodを見ると、年齢がわかいほど比率が多いことがわかりますね。

それでは、chisq.testでカイ二乗検定をしてみましょう。

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p-valueが2.2e-16ですから、年齢層によって暮らし向きに違いがあるということです。

どこの年齢層が違うのかみてみましょう。

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カイ二乗検定のオブジェクトに$stdresをつけると調整済み残差マトリックスが表示されます。絶対値で2以上のところが有意に違っているとことです。

49歳以下は暮らし向きが良くなるという回答が有意に多いことがわかります。70歳以上は暮らし向きが良いという回答が有意に少ないです。

また、39歳以下は暮らし向きが悪くなるという回答が有意に少ないですね。

年齢層が若い世帯主のほうが暮らし向きの意識は明るいことがわかりました。

今回は以上です。