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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

消費動向調査のデータ分析3 - 正規雇用者・非正規雇用者・自営業者・無業者で暮らし向きに違いがあるか?に

 

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 の続きです。

今回は雇用形態(正規雇用、非正規雇用、自営業、無職)で暮らし向きに違いがあるかどうかを調べます。

前回と同じような分析手順です。まずはTable4を抽出します。

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必要な行は、3、4、5、7行のデータなのでこれらの行だけにします。

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前回と同じようにBestとBetterを統合してGoodに、WorseとWorstを統合してBadにします。

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比率になおして棒グラフにしてみましょう。

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あまり違いは無さそうですね。

比率を数値でも確認しましょう。

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正規雇用者はGoodが4%ですが無業者は1%ですね。

それでは、chisq.test関数でカイ2乗検定をしてみます。

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p-valueが9.773e-06ですので0.05より小さいですから有意な違いがあるということですね。

調整済み残差マトリックスでどのグループが有意に違うか見てみます。

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正規雇用者のGoodの比率が有意に多いですね。無業者のGoodの比率は有意に少ないです。正規雇用者のBadの比率が有意に少ないですね。

正規雇用者は他と比べると暮らし向きがいいようですね。

今回は以上です。