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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

GDPギャップのデータ分析5 - GDPギャップと相関関係のある変数をR言語のcor.test関数で調べる。

 

www.crosshyou.infoの続きです。

 各変数間の散布図マトリックスをみてみます。

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R言語のpairs関数で散布図マトリックスを描きます。散らばっているというよりは、ぐにゃぐにゃしている感じですね。

cor関数で相関係数マトリックスをみてみます。

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GDPギャップとの相関係数を見ると、一番相関係数が高いのは資本投入で0.323です。

次が潜在成長率で0.231です。

これらの相関係数が0と有意に違うのか、cor.test関数で確認します。

lappy関数を使って、いっぺんにcor.test関数を各変数に適用します。

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Yearとの相関のp値は0.5455なので相関があるとは言えません。

GDP_Potentialとの相関のp値は0.003463なので相関があると言えます。

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TFPとの相関係数のp値は0.1517なので相関があるとはいえません。

Capital_Inputとの相関係数のp値は3.336e-05なので相関があると言えます。

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Labour_Inputとの相関係数のp値は0.0264と0.05よりも小さいので、相関関係があると言えます。

Nendaiとの相関係数のp値は、0.5083なので相関関係があるとはいえません。

GDPギャップと相関関係があると言えるのは、潜在成長率、資本投入、労働投入の三つの変数だとわかりました。

今回は以上です。