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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

GDPギャップのデータ分析6 - GDPギャップを潜在成長率と資本投入と労働投入で回帰分析をする。」

 

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 の続きです。

GDPギャップを回帰分析してみましょう。

R言語のlm関数を使います

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p-valueは3.126e-07と0.05よりも小さいので有意なモデルです。

InterceptはP値が0.05よりも大きいですね。削除してみます。

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update関数で、-1とすれば切片を削除できます。anova関数でmodel1とmodel2を比較しましたが、Pr(>F)が0.1361なので、二つのモデルに有意な違いはありません。

model2をsummary関数で確認してみます。

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Multiple R-Squaredが0.3229とmodel1よりもよくなりました。

実際のGDPギャップとモデルの予測値の散布図を見てみましょう。

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model2のほうが赤い直線の周りに集まっているように見えます。

model2の残差プロットなどをみてみます。

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左上の残差プロットは平均した散らばり具合なのでいい感じだと思います。

GDPギャップは潜在成長率が小さいほど、資本投入と労働投入が大きいほど大きいといえます。

今回は以上です。