www.crosshyou.info

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の中二生徒のスポーツテストのデータ分析2 - R言語で平均値(mean関数)と標準偏差(sd関数)と変動係数を見る。

 

www.crosshyou.info

 の続きです。

前回はCSVファイルを読み込んだところで終わりました。今回はデータの中身をいろいろ見てみましょう。

summary関数でデータのサマリを見てみます。

f:id:cross_hyou:20201025091658p:plain

NAの行が5つあります。

何でしょうか?

f:id:cross_hyou:20201025091936p:plain

2007年度の北海道、群馬県、愛媛県、2006年度の愛媛県、2005年度の北海道がNAです。

CSVファイルを確認してみます。

f:id:cross_hyou:20201025092225p:plain

たしかにNAでした。

na.omit関数でNAのある行を削除します。

f:id:cross_hyou:20201025092529p:plain

それぞれの変数の平均値、標準偏差、変動係数を算出してみます。

f:id:cross_hyou:20201025093246p:plain

summarise関数, mean関数, sd関数を使っています。男子の50m走の平均値は8.03秒、標準偏差は0.101秒、変動係数は0.0126でした。女子の50m走の平均値は8.86秒、標準偏差は0.128秒、変動係数は0.0144でした。

 

f:id:cross_hyou:20201025093902p:plain

男子のハンドボール投げの平均値は21.1m, 標準偏差は0.719m, 変動係数は0.0340でした。女子のハンドボール投げの平均値は13.3m, 標準偏差は0.517m, 変動係数は0.0390でした。

 

f:id:cross_hyou:20201025094406p:plain

男子の立ち幅跳びの平均値は196cm, 標準偏差は3.56cm, 変動係数は0.0182でした。女子の立ち幅跳びの平均値は167cm, 標準偏差は3.61cm, 変動係数は0.0216でした。

 

こうしてみると、男子のほうが運動能力が高いことと、女子のほうがバラツキ(変動係数)が大きいことがわかります。

 

今回は以上です。