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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別のパスポート発行数のデータ分析3 - R言語のvar.test関数とt.test関数で8月と11月のデータの違いを検定する。

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 の続きです。

データの数が多いので、東京都だけのデータフレームを作ってこれから分析してみます。

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prefは必要ないので削除しましょう。

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2010年から2017年の8年間のデータです。一番少ない月で3万0833冊、一番多い月で6万9727冊の発行です。

年ごとのデータをグラフであらわしてみます。散布図と箱ひげ図を組み合わせます。

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2013年、2014年が発行が少ないですね。

月ごとでも同じようにやってみます。

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東京都単独でも8月や7月の発行が多く、11月や12月の発行が少ないことがわかります。

それでは、東京都の8月の発行数と11月の発行数はたまたま違うのか、有意に違うのか調べてみます。

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このように、8月のデータのベクトルと11月のデータのベクトルを作成しました。

まず、var.test関数で分散が同じといえるのか、有意に違うのかを確認します。

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p-valueが0.9221なので、8月と11月のデータで分散の大きさに有意な違いがあるとは言えません。

分散に違いはありませんので、t.test関数でt検定をして8月と11月のデータの平均値に違いがあると言えるかどうか調べます。

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p-value = 9.58e-06と0.05よりも小さいので、8月と11月の平均値は有意に違います。

今回は以上です。

 次回は、

 

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第1回目は

 

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