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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

内閣支持率のデータの分析2 - R言語で各調査機関の違いをANOVA分析で調べる。読売と日経は優しめ、時事は厳しめ。

 

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select関数で、支持率だけのデータフレームを作りました。

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apply関数で各調査機関の平均支持率を追加しました。

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歴代内閣の中で、発足時支持率の最も高かった内閣は何でしょうか?

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小泉内閣が平均支持率81.84%で一番でした。

その反対に一番支持率の低かった内閣は何でしょうか?

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宇野内閣が23.075%で一番低いです。

各調査機関によって支持率に違いはあるでしょうか?

まずは、各調査機関のデータがそろっている内閣だけに絞り込みます。

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summary関数でサマリを見てみましょう。

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meanのところが平均値です。日経新聞が65.0で一番高く、時事通信が48.56で一番低いことがわかります。

分析しやすいように、gather関数で縦長のデータフレームに変換します。

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souceの各要素に_forというのがくっついているので、str_remove関数で削除します。

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グラフにしてみます。

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一番左の時事通信と一番右の日経新聞では、けっこう違う感じですね。

ANOVA分析で、sourceによって、支持率は違うのか確認します。

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p値は0.01158です。0.05よりも小さいので、sourceによって支持率に違いがあるといえます。

TukeyHSD関数で、どの調査機関の組み合わせが違いがあるのか調べます。

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日経と時事、読売と時事に違いがあると言えます。

今回は以上です。

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