www.crosshyou.info

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の小学校費のデータの分析1 - R言語にデータを読み込ませる。都道府県財政の小学校費は減少傾向。市町村財政の小学校費は横ばい傾向。

今回は都道府県別の小学校費のデータを分析します。

政府統計の総合窓口(www.e-stat.go.jp)からデータを取り込みます。

f:id:cross_hyou:20210417170555p:plain

47都道府県を選択します。

f:id:cross_hyou:20210417170653p:plain

総人口(人)、可住地面積(ha)、県内総生産額(H17年基準、百万円)、小学校費(都道府県財政、千円)、小学校費(市町村財政、千円)の5つのデータを選択しました。

f:id:cross_hyou:20210417170852p:plain

このようなデータです。

f:id:cross_hyou:20210417170915p:plain

CSVファイルはこのようになりました。

このCSVファイルをR言語に取り込みます。

tidyverseパッケージの読み込みをしてから、read_csv関数で読み込みします。

f:id:cross_hyou:20210417171413p:plain

read_csv関数でCSVファイルを読み込みます。

f:id:cross_hyou:20210417171819p:plain

 na.omit関数でNA行を削除してから、summary関数で読み込んだデータを確認します。

f:id:cross_hyou:20210417172908p:plain

658のobservationsがあります。658/47=14年分のデータですね。

変数の説明をしておきます。

year: 調査年

pref: 都道府県名

pop: 総人口(人)

area: 可住地面積(ha)

gdp: 県内総生産額(平成17年基準、百万円)

shouga_ken: 小学校費(都道府県財政、千円)

shouga_shi: 小学校費(市町村財政、千円)

です。

yearが「2010年度」と「年度」がついているので文字列になっています。

これを数値データに変更してみましょう。

str_sub関数ではじめの4文字だけとりだして、as.numeric関数で処理すればいいですね。

f:id:cross_hyou:20210417174254p:plain

2001年から2014年のデータがあることがわかります。

とりあえず、小学校費の合計値の推移をグラフにしてみます。

f:id:cross_hyou:20210417175522p:plain

f:id:cross_hyou:20210417175538p:plain

はじめにgroup_by関数でyearでグループ化し、summarise関数で各年の合計値をだしています。そしてggplotでグラフにしました。都道府県財政の小学校費は減少傾向、市町村財政の小学校費は横ばい傾向ですね。

今回は以上です。