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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の献血者数のデータの分析2 - t検定によると、2011年のほうが2006年よりも献血者率は高くなっていることがわかる。

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 Photo by Robin Schreiner on Unsplash  

 

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の続きです。

まずは、人口当たり何%の人が献血をしているのかを計算しましょう。

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最小値は3.054%、最大値は5.254%、平均値は4.067%、中央値は4.129%です。

ヒストグラムを描いてみます。

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すこし偏りがありますが、山型の分布です。

どこが一番献血者率が高いでしょうか?

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2011年の北海道、2006年の北海道、2011年の高知県、2011年の秋田県と続きます。

codeはもう必要ないですね。削除します。

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それでは、献血者率の低いところはどこでしょうか?

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top_n()関数でマイナスの数値を入れると下位のデータをとってきます。

2006年の神奈川県、2011年の三重県、2006年の茨城県、2006年の茨城県と続きます。

なんだか、2006年のほうが2011年よりも全般的に低いようですね。

確認してみます。

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2006年の平均値は3.958%で、2011年の平均値は4.175%です。2011年のほうが確かに高いですね。

t検定で2006年と2011年の献血者率の平均値に違いがあるのかどうかを確認します。

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p-value = 0.02437と0.05よりも小さい値です。5%水準で有意に違いがある、ということですね。

これを頭に入れると、三重県は2006年よりも2011年のほうが献血者率が下がっているというのは、何か気になりますね。献血したくない何かがあったのでしょうか?

今回は以上です。

次回は

 

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