著者は2012年から2020年6月まで日本医師会会長をしていました。
日本医師会からみた新型コロナの対応が第1章で時系列的に書かれていて、第2章でその経験をもとにした新型コロナへの対応への提言が書かれていて、第3章で「かかりつけ医」というものが何か、どのような役割を果たすものなのかが書かれています。
第1章を読んで、まだ2年も経っていないのに忘れていることがずいぶんあるなと思いました。
第2章はよくわからなかったですが、第3章で書かれている「かかりつけ医」については、これはお医者さんとしては理想なのだろうが、現実的に「かかりつけ医」として機能するためには、相当な訓練や努力が必要なのではないか、と思いました。