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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

KaggleのTitanicのデータの分析10 - EmbarkedがCの乗客の生存確率は55.4%

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Photo by HyoSun Rosy Ko on Unsplash 

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今回は、Embarkedです。embarkという動詞は乗り込む、乗り出すという意味のようですので、乗り込んだ港ですかね。まずはNAが何個あるかを確認します。

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NAは2個ありました。どういうデータがあるかhead()関数で始めの数個のデータを見てみます。

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SやCやQなどアルファベット一文字のようですね。

table()関数で度数を見てみます。

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Sが914で全体の半数以上なのですね。NAの2つもSだとみなしてしまいましょう。

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それではtrainとtestでのEmbarkedの比率を比べてみます。table()関数で度数表を作ってから、prop.table()で比率の表に変換します。

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trainのほうがSに集中していますね。カイ二乗検定でtrainとtestの度数分布に違いがあるのかどうか調べます。

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p-value = 0.01442となっていますので、5%の有意水準でtrainとtestではEmbarkedの度数分布に違いが無いとは言えません。

グラフにしてみます。mosaicplot()関数を使いました。

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trainとtestで比率の違いがグラフになりました。

それでは、このEmbarkedとSurvivedの関係を見てみます。

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Cの人が生存率が55.4%で一番高く、Sの人が33.9%で一番低いです。
Sをベースにしたダミー変数を作って回帰分析をしてみます。

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EmbarkedがQなら1、そうでないなら0のダミー変数のemb_qと

Cなら1、そうでないなら0のダミー変数のemb_cを作りました。

この2つを説明変数に、Survivedを被説明変数にして回帰分析をします。

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Interceptの係数、0.33901がEmbarkedがSの人の生存確率ですね。emb_qの係数のp値は0.382なので、EmbarkedがQの人とSの人では生存率に有意な違いは無いようです。

emb_cの係数のp値が0.01よりもうんと小さいので、Sの人とCの人では生存率に有意な違いはあるようです。

今回は以上です。

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