ずっと昔、高橋源一郎さんの「ゴーストバスターズ」という小説を読んだことがあります。その中の一節で太宰治の小説の真似をして書いた部分があって、「ああ、真似して書いていいんだ、面白いな」と思った記憶がよみがえりました。
この「一億三千万人のための小説教室」にもその一節がありました。
他にも村上春樹さんがレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」の真似をしていたり面白かったです。
この本は、NHKのテレビ番組の企画で、高橋源一郎さんが母校の小学校の生徒に小説を書くことについて教える、という授業の内容が基になっているようです。
すらすら読めて面白かったです。
原稿用紙一枚くらいの短い小説ならば、私も書けるかも?と思わせてくれました。