Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「The Littke Book That Still Beats the Market」 - Joel Greenblatt 著

株式投資の世界ではとても有名な「The Magic Formula」の本です。

簡単にいうと、The Magic Formula で計算された上位20~30位の銘柄(金融株と公益株は除外します)を買って、毎年入れ替える、というものです。

この The Magic Formula というのは、Good Company At Bargain Price, つまり良い会社をお得な株価で買う、という言うは易く行うは難しのものです。

これが簡単にできてしまうので、The Magic Formula なのですね。

Magic Formula Investing

という著者が作ったウェブサイトで、The Magic Formula の銘柄がわかります。

これが、日本株にもあればいいのですが。。

The Magic Formula は、Good Comapny の部分は、EBIT / (Net Woring Capital + Net Fixed Asset) で判断して、Bargain Price の部分は、EBIT / Enterprise Value で判断します。

この2つのランキングを出して、合計のランキングの良い銘柄上位20~30銘柄に投資するものです。

銘柄選定の部分はこのようにシンプルですが、実際に行うとすると、とても大変です。

というのは、こうして選んだ銘柄が何年もマーケット全体のパフォーマンスに負け続ける、ということがよくあるからです。この The Magic Formula で投資するには、マーケットに負けてしまうということが続いても、あきらめないで継続するという忍耐力が必要です。

The Magic Formula の簡易版として、著者は、ROAが25%以上で、PERが低い銘柄、ただし、PERが5以下などの極端に低い銘柄はダメ、というものです。 これらなら日本株でも、普通の証券会社のスクリーニングツールで実行できそうだと思いました。