1970年代のアメリカが舞台です。私立探偵のアルバート・サムスンが娘のサムと一緒に事件の謎を追うお話です。
アプローチしたい人の住所や連絡先を電話帳から探す場面がありましたが、今ならSNSを使うのかな?と思いました。
はじめは小さな事件だと思われていたことが、調査を進めるうちに大きな事件になっていく、という私立探偵物の王道のようなストーリーです。
アルバートがサムやその他の登場人物とやりとりするところに味があってこの小説の魅力だと思いました。
「沈黙のセールスマン」というタイトルがラストで「うまい!」と思わせる小説でした。