インターネット、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、うわさ話など私たちは多くの情報に囲まれています。次々と入ってくるこれら情報の中で、何を信じて、何を信じないのかはとても重要ですが大事なことです。
この本は、どのような情報は信じるに足るものなのか、その判断の方法について考えていきます。その分野とは関係ない人からの情報よりも、その分野を専門としている人からの情報のほうが信頼できるとか、いろいろな情報ソースが伝えていることのほうが単一の情報ソースからのことよりも信頼できるとか、というようなことです。
そして、何よりも大事なことは、私たちが、知らない情報に接したときに、誠実にその情報に向き合うこと、○○氏が言ってることだから無条件に信じる、とかXX氏が言っていることはみんな嘘だとか、ではなくて、一つ一つの情報に丁寧に誰が何のために情報を流しているのかとか、情報ソースはどこなのかとか、他にも同じようなことを言っている人はあるのかなど確認していくことが大切だと思いました。ただ、忙しいし、膨大な情報がありすぎるので、実践するのは難しいなと思いました。
Xやインスタグラムなどで情報を配信したり、リツイートしたりする人の中には、その情報の真偽はどうでもよくて、ただ拡散されてクリック数が増えればよいと思っている人が多数、いるということは、なんとなくは感じていましたが、この本の中で文章化されているのを読むと、いまの社会に対して残念な気持ち起こるのが悲しいです。