Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「地球の歴史 上 水惑星の誕生」 鎌田 浩毅 著 (中公新書)

上・中・下の3分冊の上です。

上では、138億年前の宇宙の誕生、ビッグバンから始まって、地球に海ができるまでの40億年くらい前の歴史です。

地球全体がマグマの海、マグマオーシャンに覆われていたとか、いままで大陸は何度も一つになったり分裂したりを繰り返してきたとか、スケールの大きな話で感動します。

 

地球の構成を見るときに、化学の視点(元素の構成など)から見たり、物理の視点(密度や温度など)から見たり、さまざま観点から多角的に見ることが大事で、より理解が深まることを実感します。

例えば、地球は地殻、上部マントル、下部マントル、外核、内核で構成されているというのは一つの見方(物質の違い)で、他にも、固い層(リソスフェア)、柔らかい層(アセノスフェア)、少し固い層、外核、内核という見方(固さの違い)もできるということなどです。

このようにいろいろな見方で物事をとらえることは、地球の歴史を考えるときだけでなくて、他のことでも使えるなと思いました。