Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「栽培植物と農耕の起源」 中尾 佐助 著 (岩波新書)

1966年に発行された本なので、ロングセラーです。

英語では文化は、culture で、農業は agriculture なので農業は文化の起源ということから話が始まっています。

1966年当時の記述なので、現在は違うかもしれませんが、バナナは果物の中で一番多く作られている果物だそうです。

小麦や米などの穀類は、野生種には多年草のものもいっぱいあるのに、栽培植物になったものは全て一年草だという指摘は面白かったです。一年草のほうが品種改良や土地の利用などで都合がいいということです。

小麦と米を比較すると、米のほうが美味しいので、どちらも栽培できる地域では、米のほうが主力になるということも書いてありました。ご飯とパンを比べると、私はご飯のほうが好きなので納得でした。

農耕のはじまりが文明のはじまりということなので、農業はもっと大切にしないといけない(どういうふうに大切にすればいいのかはわかりませんが)と思いました。