2021年3月19日に発行された本です。
労働組合は本来ならば、貧しい虐げられた労働者たちが身を守り、生きるために闘う武器のはずですが、日本ではそうはなっていません。これは、日本の労働組合が企業別の労働組合になっていて、経営陣と馴れ合いの関係になっているためのようです。
欧米のように企業単位ではなくて、産業別、業種別に組織されている労働組合が本当の労働組合ということを知りました。
日本には、そんな本当の労働組合なんてあるのかな、と思いましたが、関西地区の生コンクリートを運ぶ労働者たちが結成した関西地区生コン支部という組織が1965年からあるということを知ってびっくりしました。この労働組合の活動によって、1980年代初頭には年収が600万円台になったと書いてあって凄いことだと思いました。
他の産業、例えば介護・福祉の分野でもこのような労働組合が結成されたらいいのでは、と思いました。そして、それは「担い手は一人ひとりの自覚した個人」が動かなければいけない、と書いてあって、そうだよなと思いました。
現状、日本では、企業別の労働組合ではなくて、産業別・業種別の労働組合がどんなものかを知っている人は少ないと思います。私も知りませんでした。なので、このほんとうの労働組合がどんなものかを啓蒙することから始める必要があると思いました。
