Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「輝石の空 <破壊された地球> 三部作」 N. K. ジェミシン 著 (創元SF文庫)

<破壊された地球>三部作の第3作目です。

エッスンとその娘、ナッスンの話が交互に語られ、母子は地球の反対側のコアポイントに向かいます。母と娘の葛藤が軸かと思います。何万年も前の地球にまだ月があって、その月がどうしてなくなってしまったかの話も途中、途中で挿入されています。

地球にも命があって、その命を傷つけて地球が怒っている、というストーリーは現在の地球温暖化やマイクロプラスチックなどで地球を傷つけている今の社会と重なりました。

物語のクライマックス、母と娘の対決のところで二人の感情の動きというか、心の動きというか、魂のぶつかりあいみたいなものが読んでいて感じられました。

これで、三部作は終了ですが、一読しただけでは理解ができないところが何個もあるので、またまとまった休みなど、時間がとれたら再読したいです。

数百年に一度、不定期で発生する地球規模の大災害、「第五の季節」、その中で懸命に生き延びようとする人々、時には制御不能になるほどの圧倒的な力を持ち、その力ゆえに普通の人たちからは差別、迫害、管理されて生きなければならない人々、人間ではないけれども知性のある生命体、謎解き要素もある物語の進め方、ファンタジーSFとして魅力的な設定が満載の三部作でした。3年連続のヒューゴー賞受賞も納得です。