初版は1999年10月25日発行で、2018年5月25日に6版まで発行されました。
そして、この改版は2026年5月25日の発行です。
1950年代に筆者が携わった古文書の調査・整理業務とそれから30年後の1980年代以降の古文書の貸主への返却の旅の話です。
私が心に残ったのは、古文書を貸していた旧家のひとたちがみないい人たちだったということです。30年という長い期間にわたって借りっぱなしにされていたのに、貸していた人たちはとても暖かく筆者の古文書返却の旅を歓迎しています。読んでいて心が温かくなりました。
もう一つは、筆者が正直に当時の自分の至らなかったところなどを書いている姿勢です。自分を偉そうに見せずに正直に書いている姿勢に好感をもちました。
古文書や古文書が書かれた当時の江戸時代やもう少し前の時代について、私はあまり知識がなかったのすが、若狭の漁港から樺太まで船で行っていたというようなことが古文書に書かれていた、ということを知り、江戸時代は鎖国で外国との交流は全然ないという思い込みが解けました。
また、1950年代のほうが、筆者が古文書を借りた地方は豊かな地域だったことなども書かれていました。
