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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の災害被害額のデータ分析2 - 2011年度の被害額は文字通りの桁違い。

 

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 の続きです。

前回は災害被害額の10年間の平均値の大きい都道府県が、宮城県、岩手県、福島県の東北3県だとわかりました。これは2011年の東日本大震災の影響ではないかと思いますので、確認してみようと思います。
tapply関数とsum関数で、調査年ごとの災害被害額の合計値を算出します。

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2011年度h、6兆4187億27百万円です。2番目に被害の大きい2006年度が5348億69百万円ですから、10倍以上の大きさです。まさに桁違いですね。

barpolot関数でグラフにしてみます。

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あら、2011年度の大きさはわかりますが、1975年度とか1984年度とかのデータが無い年度もグラフになってますね。

names関数でySaigaiの名前を確認します。

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いらない年度も名前で残っているのですね。。。

ySaigaiを表示してみます。

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なるほど、NAになっているのですね。

is.na関数を利用して、NAを削除します。

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うまくいきました。

barplot関数でもう一度グラフにします。

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こんどはきれいなグラフになりました。

やっぱり2011年度は特別な都市なのですね。

この2011年度を除外して分析をしましょう。2011年を除いたデータフレームを作ります。

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2011年度が0になってることがわかります。

as.character関数とas.factor関数でいらない年度を削除します。

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これで、都道府県ごとの平均値のデータを作ります。

tapply関数とmean関数を使います。

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a11Saigaiを小さい順に並び替えてみます。

sort関数を使います。

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鹿児島県が一番、災害被害額が大きくなりました。大阪府が一番小さいのですね。

今回は以上です。