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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録

読書記録 - 「食の歴史」 ジャック アタリ 著 プレジデント社

食の歴史 作者:ジャック・アタリ プレジデント社 Amazon 知人が、面白いと言っていたので読んでみました。 面白かったです。 北京原人やアウストラロピテクスの頃から現在までの食の歴史、そしてこれからがコンパクト(といっても 360 ページくらい) にまとめ…

読書記録 - 「無限と連続」 遠山 啓 著 (岩波新書)

無限と連続 (岩波新書) 作者:遠山 啓 岩波書店 Amazon 1952年に出版された本で、私が買った本は2022年3月の第67刷でした。 無限にも大小がある、ということが不思議でした。 ほかにもいろいろ面白いことが書かれていましたが、正直、半分も理解できていない…

読書記録 - 「三国志 演義から正史、そして史実へ」 渡邊 義浩 著 (中公新書)

三国志 演義から正史、そして史実へ (中公新書) 作者:渡邉義浩 中央公論新社 Amazon 三国志の時代は、日本でいうと邪馬台国の卑弥呼の時代だというのが驚きです。 昔の中国と比べると日本はずいぶん遅れていたんだなと思います。 私は、吉川英治の「三国志」…

読書記録 - 「感染症の歴史学」 飯島 渉 著 (岩波新書)

感染症の歴史学 (岩波新書) 作者:飯島 渉 岩波書店 Amazon この本では、新型コロナウィルス、天然痘、ペスト、マラリアの4つの感染症について社会がどのように対応してきたのか、を医史学(医学史)の観点から描いています。 医史学という学問分野があることを…

読書記録 - 「戦後世界経済史 自由と平等の視点から」 猪木 武徳 著 (中公新書)

戦後世界経済史 自由と平等の視点から (中公新書) 作者:猪木武徳 中央公論新社 Amazon 2009年に出版された本です。 自由と平等の視点から、という副題にあるように、自由と平等という相反することをどのように両立させていくかが難しいけれども大事なことだ…

読書記録 - 「文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦」 結城 正美 著 (岩波新書)

文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦 (岩波新書 新赤版 1988) 作者:結城 正美 岩波書店 Amazon エコクリティシズムという学問分野があるのは知りませんでした。文学を環境との係りの観点から分析、考察していくものだそうです。 ソローの「森の生…

読書記録 - 「ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか」 牧野 百恵 著 (中公新書)

ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか (中公新書) 作者:牧野百恵 中央公論新社 Amazon ジェンダーとは、社会・文化的に意味づけされた性別のことで、生物学的な性別はセックスというそうです。 この本では、その社会・文化的に意味づけされた性別の格差を…

読書記録 - 「社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ」佐藤 俊樹 著 (岩波新書)

社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ (岩波新書) 作者:佐藤 俊樹 岩波書店 Amazon 「この」産業社会がどのように発生していったのかを考えていったのがウェーバーとルーマンということですが、正直言ってよくわからなかったです。 何故かというと、「こ…

読書記録 - 「恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで」 春日 武彦 著 (中公新書)

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで (中公新書) 作者:春日武彦 中央公論新社 Amazon 著者による恐怖の定義は、 ①危機感 ②不条理感 ③精神的視野狭窄 これら三つが組み合わされることによって立ち上がる圧倒的な感情が、恐怖という体験を形づくる。 と…

読書記録 - 「ドキュメント異次元緩和 - 10年間の全記録」 西野 智彦 著 (岩波新書)

ドキュメント 異次元緩和──10年間の全記録 (岩波新書 新赤版 1997) 作者:西野 智彦 岩波書店 Amazon この本の28ページ目の小見出しが「戦争せずにデフレ脱却を」となっていますが、結局は異次元緩和でもデフレ脱却はできず、ロシアのウクライナ侵攻という戦…

読書記録 - 「物語 遺伝学の歴史 - メンデルからDNA、ゲノム編集まで」 平野 博之 著 (中公新書)

物語 遺伝学の歴史-メンデルからDNA、ゲノム編集まで (中公新書 2731) 作者:平野 博之 中央公論新社 Amazon メンデル以前は遺伝はどのように考えられていたのか、からはじまって最近ノーベル賞を受賞したクリスパーCas9の話まで、それぞれの研究者がどのよう…

読書記録 - 「哲学の使い方」 鷲田 清一 著 岩波新書

哲学の使い方 (岩波新書) 作者:鷲田 清一 岩波書店 Amazon 哲学ってなんだろうか?哲学の使い方ってなんだろうか?と思いながら読みました。 読み終わった後もはっきりとした答えはつかめませんでしたが、それでいいんだと思いました。 哲学は妥協しないで考…

読書記録 - 「人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」」 篠田 謙一 著 中公新書

人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」 (中公新書) 作者:篠田謙一 中央公論新社 Amazon 2021年に出版されました。 1万年以上昔のDNAを解析できるということに驚きました。 人類がアフリカ大陸からユーラシア大陸、オセアニア地域、南北…

読書記録 - 「敵対的買収とアクティビスト」 太田 洋 著 岩波新書

敵対的買収とアクティビスト (岩波新書) 作者:太田 洋 岩波書店 Amazon 敵対的買収の敵対とは、買収される側の企業の取締役会がその買収に反対していることをいいます。 本書は、日米欧の敵対的買収に関する実際例や法律的な背景を説明しています。 表2-1…

読書記録 - 「考えることの科学 推論の認知心理学への招待」 市川 伸一 著 中公新書

考えることの科学 推論の認知心理学への招待 (中公新書) 作者:市川伸一 中央公論新社 Amazon 初版は1997年2月で、私が手にしたのは2021年8月の16版でした。 人間がどのように身の回りの事柄を推論するのかなどが書かれていて、いろいろな心理学の分野の興味…

読書記録 - 「ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機」 濱口 桂一郎 著 岩波新書

ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機 (岩波新書) 作者:濱口 桂一郎 岩波書店 Amazon ジョブ型とは、はじめにジョブ(職種)があって、そのジョブに当てはまる人を採用する形態のことのようで、日本以外の国では、このジョブ型が当たり前で労働市…

読書記録 - 「リバタリアニズム - アメリカを揺るがす自由市場主義」 渡辺 靖 著 中公新書

リバタリアニズム-アメリカを揺るがす自由至上主義 (中公新書) 作者:渡辺 靖 中央公論新社 Amazon リバタリアニズムは、個人の自由を最大限尊重し、政府や国家の役割を最小限にしようと考える政治思想のようです。 筆者はアメリカのリバタリアニズムの政党や…

読書記録 - 「「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ」 鈴木 正彦、末光 隆志 著

「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ (中公新書) 作者:鈴木正彦,末光隆志 中央公論新社 Amazon 「利他」の生物学というよりは、「共生」の生物学というタイトルのほうが相応しい気がしました。実際、あとがきにも、「利他と進化」が主題と書いて…

読書記録 - 「J・S・ミル - 自由を探求した思想家」 関口 正司 著 中公新書

J・S・ミル-自由を探究した思想家 (中公新書 2757) 作者:関口 正司 中央公論新社 Amazon ミルの自由や政治についてについて、彼の著作を順番に紹介しながら解説していきます。 自伝で、父親からスパルタ教育を受けたことが心に残りました。 それと、男女平…

読書記録 - 「知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで」 鎌田 浩毅 著 岩波新書

知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで (岩波新書 新赤版 1950) 作者:鎌田 浩毅 岩波書店 Amazon この本は、2021年より『週刊エコノミスト』誌上で連載中の「鎌田浩毅の役に立つ地学」を基にし、その後の新知見を取り入れて全面的に加筆修正す…

読書記録 - 「ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む」 廣野 由美子 著 岩波新書

ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む (岩波新書) 作者:廣野 由美子 岩波書店 Amazon 2009年に出版された本です。 チャールズ・ディケンズ、ウィルキー・コリンズ、アーサー・コナン・ドイル、G・K・チェスタトン、アガサ・クリスティーの探偵小説につ…

読書記録 - 「美学への招待 増補版」 佐々木 健一 著 中公新書

美学への招待 増補版 (中公新書) 作者:佐々木健一 中央公論新社 Amazon この本を読む前は、美学というものは、"美しい"に関する学問だと思っていましたが、 英語では、"aesthetics"と言うそうで、"感性"に関する学問だそうです。 私がこの本を読んで感じたこ…

読書記録 - 「動物がくれる力 教育、福祉、そして人生」 大塚 敦子 著 岩波新書

動物がくれる力 教育,福祉,そして人生 (岩波新書) 作者:大塚 敦子 岩波書店 Amazon この本には、盲導犬や聴導犬、介助犬の他、小学校、児童養護施設、法廷、医療施設、高齢者介護施設など様々な場所で活躍する動物(犬や猫、馬など)のアメリカの事例と日本…

読書記録 - 「犯罪心理学入門」 福島 章 著 中公新書

犯罪心理学入門 (中公新書 666) 作者:福島 章 中央公論新社 Amazon 1982年の秋に執筆された本なので、もう40年前の本になります。 私が買った本は2019年11月の第36版なので、ロングセラーですね。 具体的な犯罪のケースが多数収録されていて、私のような心理…

読書記録 - 「ドキュメント 豪雨災害 - そのとき人は何を見るか」 稲泉 連 著 (岩波新書)

ドキュメント 豪雨災害-そのとき人は何を見るか (岩波新書) 作者:稲泉 連 岩波書店 Amazon 2014年に出版の本です。2011年の台風12号で被災した、奈良県十津川村の様子が第1章、和歌山県那智勝浦町の様子が第2章、そして台風12号からは離れて、首都圏の水害…

読書記録 - 「脱炭素投資入門 (日経ムック)」日経BP 日本経済新聞出版 協力:三井住友トラスト・アセットマネジメント

脱炭素投資入門 (日経ムック) 日経BP 日本経済新聞出版 Amazon おそらく、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド」を宣伝するためのMOOKだと思いますが、脱炭素(CO2やメタンなどの温室効果ガス(GHG)の排出量と吸収量を…

読書記録 - 「モンスーンの世界 日本、アジア、地球の風土の未来可能性」 安成 哲三 著 中公新書

モンスーンの世界 日本、アジア、地球の風土の未来可能性 (中公新書) 作者:安成哲三 中央公論新社 Amazon 西はインドから東は日本までのアジア地域一帯をモンスーンアジアと呼んで、この地域の気候、風土、文化などを学際的に解説している地理の教科書といっ…

読書記録 - 「プルトニウムの恐怖」 高木 仁三郎 著 岩波新書

プルトニウムの恐怖 (岩波新書) 作者:高木 仁三郎 岩波書店 Amazon 1981年に出版された本ですが、2023年の今でも読める本だと思います。 最近、SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素を推進しよう!と言っている人の中に、石炭・石油の火力発電から原子力発電に…

読書記録 - 「月はすごい - 資源・開発・移住」 佐伯 和人 著 中公新書

月はすごい-資源・開発・移住 (中公新書) 作者:佐伯 和人 中央公論新社 Amazon 月への探査活動が盛り上がっているとのことです。 この本は、月に関する基礎知識、例えば、月は毎日50分ぐらい夜空に昇ってくるのが遅くなるなど、という話から始まって、月の地…

読書記録 - 「一億三千万人のための小説教室」 高橋 源一郎 著 岩波新書

一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書) 作者:高橋 源一郎 岩波書店 Amazon ずっと昔、高橋源一郎さんの「ゴーストバスターズ」という小説を読んだことがあります。その中の一節で太宰治の小説の真似をして書いた部分があって、「ああ、真似して書いてい…