Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「日本政治学史 丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで」 酒井 大輔 著 (中公新書)

この本の巻末には参考文献のリストがありますが、これが新書の参考文献リストしては破格の量で圧倒されます。

著者は大学の先生かと思ったら、国家公務員ということなので、公務員の仕事をしながらこんなにも大量の参考文献を読み、本書を書きあげたということに感動しました。

内容は、私がまったく政治学という分野への土地勘が無いので、正しく理解できたどうかはわかりませんが、第二次世界大戦が終わってから、それまでの大学内でのサークルのように乱立していた政治学の研究会が、日本政治学会という大学の垣根を超えた全国規模の学会が設立されて、だんだんと発展してきたということはわかりました。

政治学者は実際の政治団体にどこまで関与するのか、とか難しい問題だと思いました。