Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

景気ウォッチャー調査 季節調整値 全国の分野・業種別DIの推移 のデータの分析2 - 合計のデータの視覚化

www.crosshyou.info

の続きです。前回はCSVファイルのデータをRに読み込ませました。

そのデータフレームを少し整形して分析しやすくします。

まず、typeを少し手直しします。

typeは、このように、景気の現状判断(方向性), 景気の先行き判断(方向性), 景気の現状判断(水準)の3つのタイプです。日本語だと、少しこれからの分析に手間取るので、英語に変えます。

summary()関数で確認します。

サマリーの出力結果が見やすくなりました。codeとtypeは実質同じ情報なので、codeを削除します。

pivot_wider()関数で、横型のデータフレームを作成しておきます。

今回は、total(合計)のデータについて、調べてみましょう。

まずは、時系列のグラフにしてみます。

2008年頃の落ち込みは、リーマンショックですね。2020年頃の落ち込みはコロナ禍ですね。

ヒストグラムを描いてみます。

どれも同じような分布形状です。左側のほうが裾野が広いです。

type別の基本統計量をみてみます。

future(景気の先行き判断(方向性))が一番平均値が高く、CV(変動係数)が小さいです。基本的に楽天的なんですかね?

current, future, level, この3つのデータの相関係数マトリックスをみてみましょう。

相関係数は、0.8から0.9くらいですので、3つのデータは相関はとても高いことがわかります。

今回は以上です。

はじめから読むには、

www.crosshyou.info

です。

今回のコードは以下になります。

#
# typeのレベル
levels(df$type)
#
# typeのレベルを書き換え
levels(df$type) <- c("current", "future", "level")
#
# サマリー
summary(df)
#
# codeを削除
df <- df |> select(-code)
#
# サマリー
summary(df)
#
# dfをwide型に
df_wide <- df |> 
  pivot_wider(
    names_from = type,
    values_from = total:employment
  )
df_wide
#
# totalの時系列グラフ
df |> 
  ggplot(aes(x = date, y = total, group = type)) +
  geom_line(aes(color = type)) +
  theme_minimal()
#
# totalのヒストグラム
df |> 
  ggplot(aes(x = total, group = type)) +
  geom_histogram(aes(fill = type), color = "black") +
  facet_wrap(~ type, nrow = 3) +
  theme_minimal()
#
# totalの基本統計量(type別)
df |> 
  group_by(type) |> 
  summarize(
    minimum = min(total),
    average = mean(total),
    median = median(total),
    maximum = max(total),
    stdev = sd(total),
    cv = sd(total) / mean(total),
    n = n()
  )
#
# totalの相関係数マトリックス
df_wide |> 
  select(total_current, total_future, total_level) |> 
  cor()
#

(冒頭の画像は、Bing Image Creator で生成しました。プロンプトは、Land scape of long wide river side fields. Close up of a white tulip flower.

storytelling
cinematic
vibrant colors
rich details
beautiful lighting
atmospheric
visually striking
masterpiece
professional artwork です。)

 

景気ウォッチャー調査 季節調整値 全国の分野・業種別DIの推移 のデータの分析1 - CSVファイルのデータをRに読み込む

今回からしばらくは、景気ウォッチャー調査 季節調整値 全国の分野/業種別DIの推移のデータを分析してみようと思います。景気ウォッチャー調査はこのブログでは何回も取り上げられているものですが、私自身が内容を忘れているので気にせずにいきます。

景気ウォッチャー調査 | データベース | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

e-Stat 政府統計の総合窓口からデータを取得します。上の図の、「月次(12件)」をクリックします。

景気ウォッチャー調査にはいろいろなデータベースがあります。今回は、一番上にある、季節調整値 全国の分野・業種別DIの推移 を使います。

こんな感じのデータですね。時系列データで、いくつかのDIがあります。ダウンロードをクリックして、CSVファイルをダウンロードしました。

空欄の列を削除して、11行目に変数名を加えました。このCSVファイルをRに読み込みます。

まず、tidyverseパッケージの読み込みをしておきます。

read_csv()関数でCSVファイルを読み込みます。11行目からデータが始まっているので、skip = 10 を加えます。

glimpse()関数でデータを確認します。

文字化けもせず無事に読み込みできたようです。

891行、13列のデータフレームです。

code, type が文字列型になっています。これは、

景気の現状判断 (方向性)

景気の先行き判断 (方向性)

景気の現状判断 (水準)

の3種類ですので、ファクター型に変換します。

codeは数値型なので、まず、as.character()関数で文字列型に変換してから、fct()関数でファクター型にしています。

summary()関数でデータフレームのサマリーを確認します。

NAはないですね。また数値データは、正の数値です。

各変数が何を意味するか書いておきます。

code:            景気の方向性及び水準 コード
type:             景気の方向性及び水準
date:             時間軸(月次)
total:             合計
house:           家計動向関連
h_retail:         家計動向関連_小売関連
h_food:          家計動向関連_飲食関連
h_service:       家計動向関連_サービス関連
h_residential: 家計動向関連_住宅関連
firm:               企業動向関連
f_manu:          企業動向関連_製造業
f_nonmanu:    企業動向関連_非製造業
employment:  雇用関連

です。

今回は以上です。

次回は、

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です。

 

今回のコードは以下になります。

#
# tidyverseパッケージの読み込み
library(tidyverse)
#
# CSVファイルの読み込み
df_raw <- read_csv("keiki_watcher2.csv", skip = 10)
#
# データの確認
glimpse(df_raw)
#
# ファクター型に変換
df <- df_raw |> 
  mutate(
    code = fct(as.character(code)),
    type = fct(type)
  )
#
# サマリーの確認
summary(df)
#

(冒頭の画像は、Bing Image Creator で生成しました。プロンプトは、

Natural landscape photograph, green grass field, blue sky and white clouds, close up of red rose flower,

storytelling
cinematic
vibrant colors
rich details
beautiful lighting
atmospheric
visually striking
masterpiece
professional artwork
です。)

 

読書記録 - 「ちくま日本文学004 尾崎翠」 尾崎 翠 (筑摩書房)

とても不思議な感じのする本でした。

「第七官界彷徨」や「地下室アントンの一夜」、「こおろぎ嬢」など何か不思議な世界の話が多い本でした。

自分の文章能力の無さから、上手く読後感を説明できないです。短編、中編集ですが、どのお話も読んでいて不思議な気持ちになりました。

例えば、「地下室アントンの一夜」はおたまじゃくしのことを書こうとしている詩人とか、動物学者とかのノートが書かれているのですが、彼らの書いていることが支離滅裂な感じでした。でも、それは不快な支離滅裂ではなくて、なんか面白い支離滅裂でした。

「ちくま日本文学」という全集に採用されていなければ、自分から買って読もうとは絶対に思わない作者でしたので、こうして読むことができて良かったです。

 

読書記録 - 「処方箋のないクリニック 特別診療」 仙川 環 著 (小学館文庫)

2024年9月に発行された本です。

アメリカ帰りの医師が「総合内科」という看板を掲げ、初診料は千円という自由診療をしています。彼のところに相談者がくる、ということで話が進みます。

多量飲酒、血糖値、薬による過激なダイエット、スマホ首、リビング・ウィル、そしてのこの医師が現在の「総合内科」をするようになったきっかけのアメリカの話があります。

それぞれの話で登場する病気や医療トピックについて、お話を通してわかりやすく説明しているので、ためになります。

私が心に残ったのは、「あなたはたぶん正しい、でも、正しいだけの人は、他人を幸せにできない。」という主人公の医師に恋人が、別れる際に言ったセリフです。これって、日常生活でも公共の行政でもなんでも、正しければ、相手の事情なんてお構いなしに事を進めようとすることと同じだなと思いました。

たとえ自分の考え方・意見が100%正しくでも、正しいからって有無を言わせずにするのではなくて、相手の立場に立って、相手のことに寄り添う姿勢がなくてはいけないのだと思いました。

 

UCI Machine Learning Repository の Higher Education Performance Evaluation のデータの分析4 - randomForest()関数でランダムフォレストモデルで予測

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の続きです。前々回はOLS、前回はElastic-Netの線形回帰モデルで推測しましたが、結果は今一つでした。線形モデルで、成績を予測するのは難しいようです。

そこで今回は、ランダムフォレストモデルで予測してみます。

まず、randomForestパッケージの読み込みをします。

randonForest()関数で学習します。

predict()関数でテスト用のデータのgradeを推定します。

予測値は0 ~ 7 の範囲に収まりました。

table()関数で混合行列をみてみます。

けっこう当たっている感じです。

正解率を計算します。

54%ですね。

相関係数をみてみます。

0.967と非常に高い相関係数です。

やはり、線形モデルでないランダムフォレストのほうが成績の予測は向いていますね。

今回は以上です。

はじめから読むには、

www.crosshyou.info

です。

今回のコードは以下になります。

# randomForestパッケージの読み込み
library(randomForest)
#
# モデルの学習
set.seed(1)
rf_fit <- randomForest(
  grade ~ ., data = df_test
)
#
# テスト用データで推定
rf_pred <- predict(rf_fit, newdata = df_test)
rf_pred <- round(rf_pred, 0)
table(rf_pred)
#
# 混合行列
table(rf_pred, Y_test)
#
# 成果率
mean(rf_pred == Y_test)
#
# 相関係数
cor(rf_pred, Y_test)
#

 

 

 

Photograph of natural snow mountains landscape, blue sky, there are some Primula farinosa subsp flowers and one close up of Primula farinosa subsp flower.

懸賞論文、落選しました。「生活時間の男女比に着目した純婚姻率の関連要因の探索的分析」

 

先日、ある懸賞論文に応募しました。残念ながら落選でした。せっかくなので、このブログに載せておきます。

来年、また頑張りたいと思います。

 

上の画像は、PDFの画像をそのまま貼り付けしたものです。

下にテキストも貼り付けておきます。

改行、段組みなどもしていないので、読みにくいですが、あくまでも私の努力の記録です。 
 
生活時間の男女比に着目した純婚姻率の関連要因の探索的分析 
1.研究のテーマと目的 
現在の日本の最重要課題の一つが人口減少・少子化である。令和7年国勢調査の速報では、我が国の人口は
1 億2305 万人で2020年から309万7千人減少(2.5%減)し、減少幅も拡大した(総務省統計局2026)。合計特
殊出生率は2025年には1.14という水準(厚生労働省2026)であり、人口維持に必要とされる2.06と比べると
かなり低い。一方、夫婦の合計特殊出生率は2021年で1.90と2.06とあまり変わらないので、日本の少子化
の主な要因は婚姻率の低下であるといえる(八代・鈴木2025)。 
また、小島(2021)では、日本の結婚形成過程に関する研究をレビューしている。レビューされた論文の多く
は人口、経済環境、教育水準などを要因として分析している。一方で心理学分野などでは「時間管理は人生満
足度、積極的な他者関係と関連する」(井邑・塚脇2018)という知見も示されている。 
そこで本研究では、婚姻も他者関係の一つであることから、独自視点として、男女の生活時間という行動動
態の視点を分析対象に追加した。生活時間は個人の負担感や生活リズムを反映する指標であり、男女間の時間
配分の差異は婚姻関係の形成や維持に影響を与える可能性がある。また、図1の都道府県別の箱ひげ図(純婚
姻率:左上、婚姻率:右上、離婚率:左下)と婚姻率の順位と離婚率の順位の散布図(右下)を見ると、婚姻率が高
く離婚率も高い都道府県(例:沖縄県)もあれば、婚姻率が高く離婚率は低い都道府県(例:東京都)、反対に婚
姻率は低く離婚率は高い都道府県(例:高知県)もあることがわかる。本研究では、純婚姻率(婚姻率と離婚率
の差)を被説明変数として、純婚姻率に関連する要因を探索的に分析する。純婚姻率を被説明変数にすること
で、婚姻関係の安定性を分析し、より政策提言に有益な示唆を得ることを目的とする。 
図1: 都道府県別の箱ひげ図(純婚姻率:左上, 婚姻率:右上, 離婚率:左下)と順位の散布図(右下) 
2 
2.研究の方法と手順 
純婚姻率を被説明変数として、気候、経済、教育、生活費などの伝統的な説明変数に加えて、生活時間の男
女比を説明変数としたパネルデータを分析する。上記の図 1 を見ると純婚姻率は都道府県固有の文化や生活
環境等の影響を受け、都道府県ごとの差異が大きい。また、下記の図2(年度別の純婚姻率)を見ると年度によ
っても違いがあることがわかる。そこで、これらの要因を取り除くため第一段階として、年固定効果および都
道府県固定効果で within変換 (固定効果除去)した残差を求める。今回の分析で用いたデータセットは説明
変数の数が114 個と多く、観測数188 に対して相対的に高次元である。そこで過学習回避と変数選択、さら
に探索的分析を目的として、第二段階として、残差をLASSO回帰で回帰分析し、説明変数の選択をする。第三
段階としてLASSO回帰で選択された説明変数に年、都道府県を加えて、再び年、都道府県の固定効果(FE)モデ
ルで回帰分析をする。 
図2: 年度別の純婚姻率の箱ひげ図(2007年から2022年、5年ごと) 
最後に第四段階として、結果の頑健性を確認するため、Elastic-Net回帰で同様の変数選択をした後で再び
年と都道府県の固定効果(FE)モデルで回帰分析をする。また、ランダムフォレストモデルによる回帰分析を実
施して変数の重要度を確認する。要約すると、1.within変換、2.LASSO回帰、3.Post-LASSO FEモデルの3段
階で純婚姻率に関連のある変数を推定し、4.Elastic-Net、ランダムフォレストで頑健性を確認するという分
析の手順である。以上の 4 段階の分析により、多数の説明変数を持つデータに対して変数選択と固定効果推
定を組み合わせた頑健な分析枠組みを構築した。 
説明変数は、被説明変数(純婚姻率)の調査年の1年前のデータを使用する。これは、純婚姻率が説明変数に
影響するという逆因果関係をできる限り避けるためである。 
具体的な分析には統計解析ソフトウェアの R を使用した。within 変換した残差は、fixest パッケージの
3 
4 
 
feols()関数を使用し、feols(y ~ 1 | pref + year, data = df) |> resid() のようなコードで求める
(yearは年度、prefは都道府県)。LASSO回帰、Elastic-Net回帰はglmnetパッケージのcv.glmnet()関数
を使用し、cv.glmnet(x, y, alpha = 1, foldid = foldid, data = df) のようなコードで行い(Elastic
Netではalpha = 0.5)、s = "lambda.min" での係数選択結果を採用する。都道府県内での自己相関を考慮
し、foldid = as.numeric(as.factor(df$pref)) の処理を行い、都道府県単位のブロッククロスバリデ
ーションを行うようにした。ランダムフォレストは、rangerパッケージのranger()関数を初期設定のパラ
メータで実行し、重要度はimportance = "permutation"を採用した。  
 
3.データセットの加工 
SSDSE-Bのデータセットから、純婚姻率を計算し、気候、経済、教育、生活費などの説明変数を取得した。
純婚姻率は、生産年齢の人口(15歳以上64歳以下)千人当たりの比率として算出した。これは全人口を分母に
するよりも実情を反映すると判断したためである。 
また、政府統計の総合窓口(e-Stat)から都道府県別、男女別の生活時間のデータを取得した。生活時間のデ
ータは2006年、2011年、2016年、2021年と5年間隔である。従って、純婚姻率は2007年、2012年、2017
年、2022年の値を使用する。結果として、47都道府県×4年=188の観測値を得た。説明変数の数は、生活時
間の変数が38個、その他の変数が76個で計114個である。 
詳細を下の表1に示す。データIDはSSDSE-Bおよびe-Statから取得したデータIDである。例えば、A1302
は生産年齢人口のデータID、L3221は消費支出のデータIDである。 
表1(分析に使用したデータ一覧) 
計算式(データID) 被説明変数 変数名 
(A9101-A9201)/A1302*1000 純婚姻率 y 
  
計算式(データID) 説明変数 変数名 
A130202/A130201 生産年齢人口男女比 x1 
(A5101-A5102)/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり純転入者 x2 
B4103 最低気温(日最低気温の月平均の最低値) x3 
B4106 降水日数(年間) x4 
B4109/B4106 1日当たり降水量 x5 
C3301/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり着工建築物数 x6 
C3302/C3301 1着工建築物当たり床面積 x7 
C3302/A1302 生産年齢人口1人当たり着工建築物床面積 x8 
C3801/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり旅館営業施設数 x9 
C3802/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり旅館営業施設客室数 x10 
C5401 標準価格(平均価格)(住宅地) x11 
C5403 標準価格(平均価格)(商業地) x12 
C5403/C5401 商業地価格/住宅地価格 x13 
E1101/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たり幼稚園数 x14 
E1301/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり幼稚園教員数 x15 
E1501/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり幼稚園在園者数 x16 
E2101/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たり小学校数 x17 
E2401/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり小学校教員数 x18 
5 
 
E2501/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり小学校児童数 x19 
E3101/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たり中学校数 x20 
E3401/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり中学校教員数 x21 
E3701/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり中学校卒業者数 x22 
E3702/E3701*100 中学校卒業生進学率 x23 
E4101/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たり高等学校数 x24 
E4401/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり高等学校教員数 x25 
E4501/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり高等学校生徒数 x26 
E4601/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり高等学校卒業者数 x27 
E4602/E4601*100 高等学校卒業生進学率 x28 
E6101/A1302*1000000 生産年齢人口百万人当たり短期大学数 x29 
E6102/A1302*1000000 生産年齢人口百万人当たりの大学数 x30 
E6201/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たりの短期大学教員数 x31 
E6202/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たりの大学教員数 x32 
E6301/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たりの短期大学学生数 x33 
E6302/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり大学学生数 x34 
E650110/E6501*100 短期大学卒業生進学率 x35 
E650120/E6502*100 大学卒業生進学率 x36 
(E7101+E7102)/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たりの専修各種学校数 x37 
(E7201+E7202)/A1302*1000 生産年齢人口千人当たりの専修各種学校生徒数 x38 
F3101/A1302*100 生産年齢人口百人当たりの新規求職申込件数 x39 
F3105/F3101 就職率 x40 
G5105/A1302*100 生産年齢人口百人当たりの旅券発行件数 x41 
H1800/A1302*1000 人口千人当たり新設住宅戸数 x42 
H1801/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり新設持家数 x43 
H1802/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり新設貸家数 x44 
H1803/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり新設分譲住宅数 x45 
H2600/A1302*100 生産年齢人口百人当たり新設床面積 x46 
H2601/A1302*100 生産年齢人口百人当たり持家床面積 x47 
H2602/A1302*100 生産年齢人口百人当たり分譲住宅床面積 x48 
H2603/A1302*100 生産年齢人口百人当たり貸家床面積 x49 
I510120/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たりの病院数 x50 
I5102/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たりの診療所数 x51 
I5103/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たり歯科診療所数 x52 
J2503/A1302*10000 生産年齢人口1万人当たりの保育所数 x53 
J2505/A1302*100 生産年齢人口百人当たり保育所定員数 x54 
J250502/A1302*100000 生産年齢人口10万人当たりの待機児童数 x55 
J2506/A1302*100 人口百人当たり保育所児童数 x56 
J2526/A1302*1000 生産年齢人口千人当たり保育士数 x57 
L322101 食料費(二人以上の世帯) x58 
6 
 
L322101/L3221*100 食料費率 x59 
L322102 住居費(二人以上の世帯) x60 
L322102/L3221*100 住居比率 x61 
L322103 光熱・水道費(二人以上の世帯) x62 
L322103/L3221*100 光熱費率 x63 
L322104 家具・家事用品費(二人以上の世帯) x64 
L322104/L3221*100 家具比率 x65 
L322105 被服及び履物費(二人以上の世帯) x66 
L322105/L3221*100 被服率 x67 
L322106 保健医療費(二人以上の世帯) x68 
L322106/L3221*100 医療比率 x69 
L322107 交通・通信費(二人以上の世帯) x70 
L322107/L3221*100 交通費率 x71 
L322108 教育費(二人以上の世帯) x72 
L322108/L3221*100 教育費率 x73 
L322109 教養娯楽費(二人以上の世帯) x74 
L322109/L3221*100 娯楽費率 x75 
L322110 その他の消費支出(二人以上の世帯) x76 
M110100+M110200 男女の睡眠時間合計 x77 
M110100/M110200 睡眠時間の男女比(男性/女性) x78 
M120100+M120200 男女の身の回りの用事の時間合計 x79 
M120100/M120200 身の回りの用事の時間の男女比(男性/女性) x80 
M130100+M130200 男女の食事時間合計 x81 
M130100/M130200 食事時間の男女比(男性/女性) x82 
M210100+M210200 男女の通勤時間の合計 x83 
M210100/M210200 通勤時間の男女比(男性/女性) x84 
M220100+M220200 男女の仕事の時間合計 x85 
M220100/M220200 仕事時間の男女比(男性/女性) x86 
M230100+M230200 男女の学業の時間合計 x87 
M230100/M230200 学業時間の男女比(男性/女性) x88 
M240100+M240200 男女の家事の時間合計 x89 
M240100/M240200 家事の時間の男女比(男性/女性) x90 
M250100+M250200 男女の介護・看護の時間合計 x91 
M250100/M250200 介護・看護の時間の男女比(男性/女性) x92 
M260100+M260200 男女の育児の時間合計 x93 
M260100/M260200 育児の時間の男女比(男性/女性) x94 
M270100+M270200 男女の買い物の時間合計 x95 
M270100/M270200 買い物時間の男女比(男性/女性) x96 
M310100+M310200 男女の移動の時間合計 x97 
M310100/M310200 移動時間の男女比(男性/女性) x98 
7 
 
M320100+M320200 男女のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間合計 x99 
M320100/M320200 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間の男女比(男性/女性) x100 
M330100+M330200 男女の休養くつろぎの時間の合計 x101 
M330100/M330200 くつろぎの時間の男女比(男性/女性) x102 
M340100+M340200 男女の学習自己啓発訓練の時間の合計 x103 
M340100/M340200 学習自己啓発訓練時間の男女比(男性/女性) x104 
M350100+M350200 男女の趣味娯楽の時間の合計 x105 
M350100/M350200 趣味娯楽の時間の男女比(男性/女性) x106 
M360100+M360200 男女のスポーツの時間の合計 x107 
M360100/M360200 スポーツ時間の男女比(男性/女性) x108 
M370100+M370200 男女のボランティア社会参加活動の時間の合計 x109 
M370100/M370200 ボランティア社会参加活動の時間の男女比(男性/女性) x110 
M380100+M380200 男女の交際付き合い時間の合計 x111 
M380100/M380200 交際付き合い時間の男女比(男性/女性) x112 
M390100+M390200 男女の受診医療の時間の合計 x113 
M390100/M390200 受診医療時間の男女比(男性/女性) x114 
 
4.データ分析の結果 
分析の結果、生活時間に関する変数では、睡眠時間の男女比(x78)とスポーツ時間の男女比(x108)がLASSO
回帰で変数選択後の固定効果(FE)モデルでも5%以下の水準で有意になった(表2)。睡眠時間の男女比が上昇
するほど純婚姻率が上昇する、スポーツ時間の男女比が低下するほど純婚姻率が上昇する、という結果となっ
た。Elastic-Net回帰でも同様の結果が得られ(表3)、ランダムフォレストによる変数の重要度では、睡眠時
間の男女比(x78)が114変数中6位、スポーツ時間の男女比(x108)は7位となった(表4)。以上から分析結果
は複数の分析手法で概ね整合的であり、一定の頑健性が確認された。加えてランダムフォレストによる重要度
分析では男女の仕事時間合計(x85)が最も重要な変数であった。補足すると、男女の仕事時間合計(x85)は、変
数選択後の固定効果(FE)モデルでは有意な変数とはならなかったが、分析の第二段階のLASSO回帰、Elastic
Net回帰では選択されていた変数の中の一つである。 
また、Post-LASSOの固定効果(FE)モデルで採用された変数同士の相関係数を調べると、最も相関の高いペ
ア(x53とx57)でも0.793であり0.8未満であったため、深刻な多重共線性は確認されなかった。さらにx78, 
x108が相手になるペアで最も相関の高いペアの相関係数は、x22とx78で、0.390という値であった。このこ
とは睡眠時間の男女比(x78)、スポーツ時間の男女比(x108)が伝統的な変数とは独立して純婚姻率に関連して
いることを示唆している。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
表2: Post-LASSO の FEモデル推計結果 
表3: Post-Elastic-Net の FE モデル推計結果 
表4: ランダムフォレストによる重要度順位、上位10(太字は生活時間の変数) 
5.結果の解釈 
分析結果から、従来の婚姻率研究ではあまり考慮されてこなかった生活時間の男女比が純婚姻率と関連
する可能性が示唆された。つまり、睡眠時間の男女比の上昇が純婚姻率の上昇に、スポーツ時間の男女比の
8 
低下が純婚姻率の上昇に関連している。さらにこの2つの要因は、ランダムフォレストの重要度を見ると、
従来の婚姻率の要因分析で取り上げられていた伝統的な変数と同程度の重要度があるということが示唆さ
れた。線形モデル(Post-LASSO FE)、非線形モデル(ランダムフォレスト)の双方で同様の傾向が確認されて
おり、本研究の結果は比較的頑健であると考えられる。また、ランダムフォレストによる重要度分析で、男
女の仕事時間の合計(x85)が第1位になったことも本研究の知見の一つであると考えられる。 
睡眠時間の男女比の上昇は、もともと女性より長い男性の睡眠時間がさらに長くなることである。比率
の上昇が純婚姻率の上昇に関連しているのは一見すると解釈が容易ではないが、睡眠は24時間のうちおよ
そ3分の1を占める重要な活動であり、睡眠時間の男女比は男女間の生活時間の配分のバランス、男性の
相対的な労働負担の軽減、ひいては婚姻行動に関連している可能性が示唆される。 
スポーツ時間の男女比の低下は、男性のスポーツ時間が女性に比べて相対的に短くなり男女差が小さく
なることである。スポーツ庁(2026)によれば、20歳以上の週1日以上のスポーツ実施率は男性が55.0%、
女性が48.8%であり、男性より女性の実施率が低い状態が続いている。スポーツ時間という余暇活動が男
女で同程度になることは余暇活動の共有や共同行動時間の確保と関連し、婚姻行動と正の関連を持つ可能
性が示唆される。また、男女の仕事時間合計(x85)がランダムフォレストによる重要度で1位になったこと
は、婚姻行動が男女の生活時間配分全体と関連していることを示唆している。 
今回の分析は観察データであり、睡眠時間、スポーツ時間が純婚姻率に直接影響を与える因果関係を示
すものではないが、純婚姻率の上昇のためには、経済や教育に関する施策の他に男女の生活時間という観
点が婚姻行動を理解するための有用な視点となる可能性が示唆された。 
6.今後の課題 
今回の分析の限界としては以下の点が挙げられる。まず分析対象が個人単位ではなく、都道府県単位の
集計データであることが挙げられる。婚姻は東京都の男性と神奈川県の女性が結婚するなど異なる都道府
県居住者が結婚することもあるので、今回の結果はあくまで参考的性質を持つものである。また調査年度
が4年分と比較的短い年数であり、5年間隔のデータであるので、年次の変動を十分に捉えていない可能性
があることも留意が必要である。 
本研究は探索的分析であり、因果関係を直接示すものではない。本研究の結果を政策に応用するために
は、個票データ、より長期の時系列データセットを活用して因果関係を分析する研究が望まれる。 
参考文献 
井邑智哉・塚脇涼太:“時間管理と時間コントロール感、人生満足度、積極的な他者関係の関連”、『学校メ
ンタルヘルス』、Vol.21、No.2、pp.173-180(2018) 
厚生労働省:“令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)の概況”、 
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai25/dl/gaikyouR7.pdf 、(2026 年 6 月 6 日
閲覧) 
小島宏:“日本の結婚形成過程に関する研究動向”、『人口学研究』、第57号、pp.45-55(2021) 
スポーツ庁:“令和7年度『スポーツの実施状況等に関する世論調査』”、 
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/jsa_00234.html、(2026 年 6 月 1 日閲覧) 
総務省統計局:“令和7年国勢調査 人口速報集計結果”、 
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2025/kekka/pdf/summary.pdf、( 2026 年 5 月 30 日閲覧) 
八代尚宏・鈴木亘:“結婚行動の経済分析”、『経済分析』、第211号(特別編集号)、pp.1-13(2025) 
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読書記録 - 「霊長類 消えゆく森の番人」 井田 徹治 著 (岩波新書)

2017年5月に発行された本です。

最初、霊長類の生物学的なことや、ゴリラやチンパンジーの家族関係などのことが書かれた本かと思いましたが、そうではなくて、彼らが絶滅しつつある、ということを記述したルポルタージュのようなものでした。

彼らが絶滅しつつある原因は、森林破壊や密猟です。彼らが住んでいるアフリカや東南アジア、南米の森林は、開発のためにどんどん伐採や、畑、パーム油のためのアブラヤシ農場などになっています。さらに温暖化も森林破壊に拍車をかけています。また、密猟で命を落とす個体も多いそうです。

経済発展のためには、ある程度の森林破壊は仕方がないのでしょうが、いかに彼らの生態系を守りながら開発をするか、難しいと思います。

また、日本でも関係ありますが、彼らをペットにする人もいるそうです。女性タレントがスローロリスをペットにしていた、という記述もありました。霊長類に限ったことではないですが、野生のいきものをペットにすることは良くないことだと思いました。

エコツーリズム、という経済活動が、彼らの生態系を守りつつ、開発途上の国の経済発展に貢献するそうですが、それも大きな産業にはならないだろうし、難しいと感じました。

この本はおよそ10年ほど前に書かれた本なので、現在の彼らの生態がどうなっているのか気になりました。個人的には、野生の生き物をペットにするのはいけないことだ、ということを回りの人にも伝えたいと思いました。