Rで何かをしたり、読書をするブログ

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読書記録 - 「セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」」スティーブン・グリーンブラット、アダム・フィリップス 著 (岩波新書)

難しい本でした。訳者のあとがきを読んで、ようやくなんとなくわかった気がします。

セカンド・チャンスはあるかもしれないし、こないかもしれない、でもセカンド・チャンスを意味のあるものにするためには、今の人生をしっかりと生きていないとダメなんだ、というようなことかと思いました。

シェイクスピア作品をあらすじは知っているけれども、しっかりと読んだことはないので、ちゃんと読んでいたらもっと理解が深まったかもしれません。

前半はシェイクスピア作品からのセカンド・チャンスで、後半はフロイトからのセカンド・チャンス、という構成でしたが、フロイトよりは、ウィニコットという人の精神分析からのセカンド・チャンスのように感じました。