上・中・下の3冊シリーズの最終巻は、中生代の恐竜の話から人類のこと、そして最後は太陽が白色矮星になるまでのお話でした。
いまから6500万年前に、巨大な隕石が地球に落下して、その衝撃波や、その後の大気中の粉塵による気温の低下などで恐竜が絶滅した話や、日本の岩石の中の鉱物に30億年以上前にできた鉱物が見つかった話や、人類の祖先が地球の気候が寒冷化して氷河期になって、1000人とか3000人くらいにまで数が減ってしまった話や、いろいろなスケールの大きな話が下巻でも書かれています。
3冊を通して感じたことは、地球は生きているということと、人類は地球からみたら、時間軸でみても、空間軸でみても本当に小さな存在なのに、今では、地球の環境を変えてしまう力を持っている、という畏れ多い気持ちです。
3冊とても楽しく読み通すことができました。