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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

通信・放送産業動態調査の分析2 - グラフで推移を見える化(R言語のplot関数)

前回に引き続き、通信・放送動態調査のデータを分析したいと思います。

まずは、read.csv関数でデータを読み込み、head関数ではじめの6行を表示し、summary関数でデータの要約を表示します。

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前回のデータセットと変更した箇所があります。時系列という列でYYYYMMの値のデータを加えたことと、TOPIXの原数値も追加したことです。

それでは、各データをグラフ化していきます。plot関数を使います。

全体のグラフは、plot(data$全体, type="l", main="全体")と入力すると表示されます。

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type="l"でグラフがlineになります。main="全体"でグラフのタイトルが「全体」になります。

続いて、電気通信のグラフを書きます。今度は、plot(data$電気通信, type="l", main="電気通信")と入力します。

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この要領で残りのデータもグラフにします。

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TOPIXのデータ以外はすべて前年同月比なのでプラスの値ととるときもあればマイナスの値をとるときもあります。しかし、ライン上のグラフだとプラスとマイナスの区別がわかりにくいので、type="h"としてみます。

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type="h"として棒グラフにすると、プラスとマイナスがよく区別できます。民法はマイナスが多く、ケーブルテレビはプラスが多いことがよくわかります。

それでは最後に、民放とケーブルテレビのグラフを一つの画面にして表示しましょう。

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R言語のコマンドは以下のとおりです。

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ylim=c(-15,35)というコマンドでY軸の範囲を指定しています。

ylab=""でY軸のラベルを""、つまり空白に設定しています。

col="red"でラインの色を赤に、col="blue"でラインの色を青に設定しています。
一つ目のグラフを表示したあとに、par(new=TRUE)というコマンドをすると、そのグラフに重ねて次のグラフが描かれます。