昨年は水害が多かったですね。
そこで今回は、国土交通省の「水害統計調査」のデータを使って全国の水害の死者、行方不明者、負傷者、被害額を見てみようと思います。
水害統計調査は、1年間に発生した洪水、内水、高潮、津波、土石流等の水害被害を対象に、個人・法人が所有する各種資産、河川・道路等の公共土木施設及び運輸・通信等の公益事業施設等について、規模の大小を問わず1件1件その実態を調査している我が国唯一の統計調査であり、昭和36年より毎年継続して実施されております。
とのことです。
ここからデータを取得して、R言語に読込ませる為に事前処理をして下図のようなCSVファイルを作成しました。
このC列からF列は人数で、G列の被害額は百万円単位です。なので、2014年の被害額は、2938億0800万円という大きな金額です。
このデータフレームは各都道府県、関東地方などの地方、全国と3つのレベルの地域区分が一つになってしまっているので、まずは、全国レベルだけで見てみましょう。全国だけのデータフレームをsubset関数で作成します。
2006年から2014年までのデータですね。死者は2011年が109人で一番多いですね。被害額も2011年が一番多く7286億7200万円もありました。
summary関数で基本統計量を算出します。
標準偏差をapply関数とsd関数で算出します。
変動係数(標準偏差 / 平均値)も算出しておきましょう。
負傷者の数が一番年ごとのバラツキがあることがわかります。
今回は以上です。
次回は
です。