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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

短時間労働者の給与のデータの分析5 - R言語でクラシフィケーション。男性か女性かをlm関数で予測するモデルを作る。

 

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 の続きです。前回の分析で、女性の給与は男性よりも確かに低いことがわかりました。

今回は、R言語のlm関数で男性か女性かを分類するモデルを作ってみます。

まず、mutate関数とifelse関数でgendarをm, f ではなくて1, 0という2つの数値をとるデータフレームを作成します。

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次に、このdf_classificationをモデル作成用のデータフレームとモデル評価用のデータフレームに分割します。

 set.seed関数で乱数のセットを決めます。

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str_classificationは134行ありますので、そのうちの100個の観測をモデル作成用にして、残りの34個の観測をモデル評価用にしましょう。

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sample関数で1から134の数字のうちランダムに100個の数字を選択しました。

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df_trainとdf_testの男女比率があんまり違っていたらよくないので、t.test関数で確認してみます。

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p-valueが0.696なので違いは無いといっていいです。

mena of x がdf_trainのほうで、0.49なので、男性49%, 女性51%ですね。

mean of y がdf_testのほうで、0.53なので、男性53%、女性47%ですね。

lm関数でgendarを被説明変数にしたモデルを作成します。

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summary関数でモデルの概要を表示します。

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p-valueが4.652e-12なので有意な統計モデルです。

wageのt値が一番高いですから、やはり給与は男女間で違いますね。

predict関数でこのモデルをつかってdf_testデータからgendarを予測します。

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table関数で結果を見てみましょう

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lm_modelが女性だと予測して実際にも女性だったのが16個、本当は男性だったのが4個。

lm_modelが男性だと予測して実際に男性だったのが14個、本当は女性だったのが0個です。

正解率は、(16+14)/34=88%でした。

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今回は以上です。

次回は

 

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