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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機」 濱口 桂一郎 著 岩波新書

ジョブ型とは、はじめにジョブ(職種)があって、そのジョブに当てはまる人を採用する形態のことのようで、日本以外の国では、このジョブ型が当たり前で労働市場が成り立っているそうです。

それに対して、日本はメンバーシップ型という形態で、はじめに会社という居場所があって、この居場所に一緒にいて大丈夫な人を採用して、OJTでいろいろなトレーニングをしてジョブ(職種)にあてはめる、という労働市場ということだそうです。

そして、日本の労働市場の法律は、外国の労働市場をお手本にして作られているので、ジョブ型が前提の法律をメンバーシップ型に無理やり当てはめようとしていた矛盾がここにきて露呈してきているようです。

ジョブ型とメンバーシップ型のハイブリッド型になったらいいなと思いました。