の続きです。
今回は、老人福祉費と児童福祉費のCentral Dendencyを調べようと思います。
いつものように Michael J. Crawleyの Statistics An introduction using R を参考にします。
Statistics: An Introduction Using R
- 作者: Michael J. Crawley
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2014/11/24
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Central Tendencyって日本語だと代表値というのですね。
まずは、arithmetic mean、算術平均値です。
算術平均は学校で習う普通の平均値ですね。データの合計値をデータの個数で割ります。R言語ではmean関数です。老人福祉費の平均値は569億4643万7千円です。都道府県平均で570億円ぐらいです。
児童福祉費の算術平均を調べます。
児童福祉費の算術平均は、276億9779万3千円です。老人福祉費の半分以下ですね。
次は、median, 中央値を調べます。データを小さい順に並べて、その真ん中の値ですね。都道府県は47都道府県ですから24番目の値です。
老人福祉費の中央値を調べます。
老人福祉費の中央値は長崎県の399億5091万8千円です。median関数で中央値がわかります。
児童福祉費の中央値はどの県でしょうか?
岐阜県が児童福祉費の中央値ですね。184億8356万0千円です。中央値でも児童福祉費は老人福祉費の半分以下ですね。
つぎは、geometric meanです。日本語だと幾何平均値というそうです。
幾何平均は全てのデータを掛け合わせて、1/データの個数 の平方根をとります。
対数の平均値をexp関数で対数からもとの数に戻しても同じです。老人福祉費の幾何平均値は452億7913万7千円です。
児童福祉費の幾何平均値も求めます。
児童福祉費の幾何平均値は、214億6529万0千円でした。
最後は、harmonic meanです。調和平均値というそうです。逆数の算術平均を求めて、その逆数だそうです。東京から大阪まで行きは時速100キロ、帰りは時速200キロのときの平均時速は?というときの平均です。
老人福祉費の調和平均を求めましょう。
老人福祉費の調和平均値は、384億3977万2千円です。
児童福祉費の調和平均値を求めます。
184億0644万3千円です。
今回は以上です。