今回は前回の続きで、空港か港か x 日本人か外国人か のクロス表と 出国か入国か x 日本人か外国人か のクロス表を作成して連関を分析します。
まずは、read.csv関数でデータをR言語で読込み、summaru関数でデータのサマリーを表示します。
出国者または入国者が0の港・空港がありましたので、subset関数で人数が0の行は削除しています。
それでは、空港か港 x 国籍 のクロス表を作成してみましょう。table関数で作成します。
空港よりも港のほうが外国人の比率が高いような気がします。比率で表示してみましょう。prop.table関数を使います。
空港では、外国人は52%ですが、港では外国人は64%です。
カイ自乗検定で有意な違いなのか検定します。chisq.test関数です。
p-value = 0.06089 > 0.05 なので帰無仮説「空港・港と外国人・日本人は関連が無い」を棄却できません。
続いて、出国か入国か x 日本人か外国人か のクロス表を作成します。
出国の入国も外国人のほうが多いですね。比率で表示してみます。
ほとんど違いはないですね。カイ自乗検定をしてみます。
p-value = 0.8188 > 0.05 ですから、帰無仮説「出国・入国と日本人・外国人は関連性はない」を棄却できませんでした。