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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

鉱工業出荷内訳表の分析2 - データの推移をグラフにして観る。(plot関数)

今回は、鉱工業出荷内訳表のデータをグラフにしようと思います。とはいっても、データの種類が48もあるので、前回の分析で判明した、平均値が一番大きかった、はん用.国内、平均値が一番小さかった、情報通.国内、標準偏差が一番大きかった、情報通.輸出、標準偏差が一番小さかった、化学工.出荷の4つのデータ系列についてグラフを作成しようと思います。

まずは、read.csv関数でデータを読み込み、summary関数でデータの要約を表示します。

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それではグラフを作成します。plot関数を使います。type = "l" とオプション引数を追加してライングラフにします。

まずは、平均値が一番大きいデータ、はん用.国内です。

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ylim=c(0,150)というオプション引数でY軸の範囲を0から150に設定しています。はじめのほうに急落して、だんだんと回復という動きです。

次は、平均値が一番小さいデータ、情報通.国内です。

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はじめのころに大きく落ち込み、大きく回復した後、減少傾向が続いています。

 

次は、標準偏差が一番大きいデータ、情報通.輸出です。

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はじめのころに大きく落ち込んだ後、回復しないで減少傾向です。

 

次は、標準偏差が一番小さいデータ、化学工.出荷です。

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標準偏差が一番小さいだけあって、動きが今までの3つとは違ってかなり小さいですね。

それでは最後に、この4つのデータを一つの画面にグラフ化します。

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まず、はん用.国内のグラフを表示します。このとき、main=""でグラフのタイトルを空白に、col="black"でグラフの色を黒に、ylab=""でY軸のラベルを空白にしています。

そして、そのあとに、par(new=TRUE)でグラフを重ねるように指示しています。

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このように、データによってはグラフの形状がかなり違うことがわかります。