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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

貯蓄動向調査の分析3 - R言語のdplyrパッケージの練習

 

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 の続きです。

今回は、R言語のdplyrパッケージの関数の練習をしてみようと思います。

まずは、library関数でtidyverseパッケージを呼び込みます。

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どのような変数があるか確認しましょう。str関数です。

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dplyrパッケージの5つの主要な関数、

filter関数:値から観測値を選ぶ

arrange関数:行を並び替える

select関数:名前で変数を選ぶ

mutate関数:既存の変数を操作して新しい変数を作る

summarize関数:多数の値から単一の統計値を作る

を試していこうと思います。

その前にデータフレームになっているdataをtibbleに変換します。as_tibble関数です。

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このようにデータフレームがtibbleになりました。A tibble: 84 x 49 とあるので、このデータセットが84行で49列だとわかります。

では、filter関数からいきましょう。

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世帯タイプが勤労者世帯、世帯人員数が4.0人以上のデータです。9レコードありました。昭和42年よりも昔ですね。

arrange関数をやってみます。

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平成10年が一番ですね。平成12年、13年よりも多いです。

select関数を試してみます。

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昭和34年の年間収入が43万2千円です。これが昭和43年には倍以上の107万8千円になっています。高度成長期ですね。

mutate関数で、貯蓄 / 年間収入を計算してみましょう。

その前に、世帯タイプ、年次、年間収入、貯蓄、負債だけのデータセットを作成しましょう。filter関数で!is.na(世帯タイプ)などとしてNAのないきれいなデータセットを作ります。

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このsml_dataというデータセットで貯蓄 / 年間収入を計算しましょう。

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昭和38年、41年、42年、43年は貯蓄率が100%を越えています。

summarize関数はgroup_by関数と一緒に使うといいようです。

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勤労者世帯は115%、全世帯は145%が平均値ですね。

今回はここまです。

 次回は

 

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です。