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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

産業別会社の財務営業比率の分析3 - R言語のarrange関数やselect関数でデータを並び替え表示する

 

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 の続きです。

今回はarrange関数とかselect関数で変数の大きい順、小さい順にデータを表示したいとおもいます。

変動が一番大きかった「内部留保率」の大きい順、小さい順を表示してみましょう。

select関数で必要な変数だけをセレクトして、arrange関数で並び替えます。

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内部留保率上位の産業・年は1987年から1986年の不動産業、1988年、1990年の建設業が上位5です。見事にバブル期ですね。arrange関数で並び替える変数を指定する際にdescでかこってやると大きい順になります。

それでは、小さい順はどうでしょうか?

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内部留保率がマイナスということは赤字だったということですよね。

プラスの内部留保率だけで小さい順に表示してみましょう。filter関数で条件設定します。

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2000年の卸売小売業が一番小さいですが、電気業が目立ちますね。電気業は配当がいっぱい出ていたということだと思います。

配当性向の大きい順に並び替えましょう。

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予想通りですね!

そうしましたら、配当性向と内部留保率の散布図を描いてみましょう。

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まさしく逆相関の散布図ですね。

棚卸資産回転期間で並び替えてみましょう。

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不動産はやはり回転期間は長いですね。

回転期間の短い産業を見てみましょう。

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サービス業、電気業は在庫は無いですから回転期間は短いですね。

今回は以上です。

 次回は

 

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です。