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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の自動車(バス)輸送統計調査のデータ分析4 - 2020年度と2022年度の比較で輸送量の増えた地域を探す

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の続きです。

前回の分析で、2020年度と2022年度では統計的に有意な違い、2022年度のほうが輸送量が増えていることがわかりました。

今回は、2020年度を基準に2022年度の輸送量がどのくらい増加しているかを算出して、どの地域が増加が多いかを調べてみましょう。

まず、2020年度だけのデータフレームを作成します。

filter() 関数で 2020年度だけにして、rename() 関数で各変数の名前を変更し、select() 関数で year を削除しました。

同じように、2022年度だけのデータフレームを作成します。

そうしたら、この2つのデータフレームを inner_join() 関数で合体させます。

次は、mutate() 関数で、増加率の変数を作成します。

relocate() 関数で、各変化率の変数を左側に移動させました。

それでは、arrange() 関数を使って、どの都道府県、地域が輸送量が増えたか、減ったかをみてみます。

arrange() 関数でデータフレームをある変数の値の小さい順に並び替えできます。

arrange(desc()) 関数で大きい順に並び替えできます。

general_num_chgから順番にみていきます。

長野県、釧路、鹿児島県、長崎県、山口県は、2022年度のほうが輸送人員が少ないということがわかりました。

福島県は倍以上も増えています。

highway_num_chg をみてみます。

札幌は高速バスの乗合の輸送人員が減っています。

三重県が一番、増加しています。

rental_num_chg はどうでしょうか?

福井県、和歌山県は減少しています。

沖縄県、宮崎県は倍以上増えています。

general_kilo_chg はどうでしょうか?

釧路、鹿児島県、長崎県は減少しています。

福島県は倍以上増えています。

highway_kilo_chg をみてみます。

札幌、函館は減少しています。釧路、北見、旭川と続いていますので、高速乗合バスの輸送人キロは北海道は低調ですね。

山梨県、福岡県、三重県は10倍以上の増加です。

最後の変数は、rental_kilo_chg です。

福井県は減少しています。

神奈川県が一番増加しています。

以上、各変数の変化率、何倍になっているかを見ました。

全体としては、2022年度のほうが増加していますが、個々の地域を見ると、減少している地域があることがわかりました。

今回は以上です。

次回は、

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初めから読むには、

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