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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の自動車(バス)輸送統計調査のデータ分析3 - R の lm() 関数で回帰分析をして、2020年度と2022年度に統計的に有意な違いがあるかどうかを調べる。

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の続きです。前回は各変数のヒストグラムを年度ごとにヒストグラムを作成しました。

その結果、どうやら、2020年度、2021年度、2022年度と年を経るごとに自動車(バス)の輸送量は増加していることが示唆されました。

今回は、このことについてもう少し詳しくみてみます。

まず、年度ごとの平均値を計算してみます。

全ての変数で平均値は年が経つほど大きな値になっていることが確認できます。

lm() 関数で year と location を説明変数にして回帰分析してみます。

まず、general_num からです。

各 location は割愛して表示しました。ベースの年度は 2020年度です。2021年度は、2020年度と統計的に有意な違いはありませんが、2022年度は 2020年度よりも平均して8779(千人) 多く、統計的に有意な違いだとわかります。

この要領で他の5つの変数も調べていきましょう。

highway_num も 2022年度は有意な違いです。

rental_num は 2021年度も 2020年度と統計的に有意な違いです。

general_kilo は 2022年度は 2020年度とは統計的に有意な違いがあります。

highway_kilo も 2020年度と 2022年度では統計的に有意な違いがあります。

最後は、rental_kilo です。

rental_kilo も 2020年度と 2022年度では有意な違いがあることが確認できました。

以上の結果から、全ての変数で、2020年度と2022年度では有意な違いが、2022年度のほうが輸送量が多いということがわかりました。

2020年度は、2020年4月1日から2021年3月31日までなので、もろに新型コロナウィルスの影響があった年度ですね。

今回は以上です。

次回は、

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