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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

全国主要都市の交通事故と犯罪発生件数のデータ分析1 - R言語でデータを読み込む。

今回は全国主要都市の交通事故と犯罪発生件数のデータ分析をしてみようと思います。

政府統計の総合窓口(www.e-stat-go.jp)からデータをダウンロードしました。

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対象は、特別区(東京23区のことです)、県庁所在市、政令指定都市、中核市です。

105の地域があります。

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データは、人口10万人当りの交通事故発生件数と、人口千人当りの刑法犯認知件数です。

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ウェブサイト上ではこのように表示されます。

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データをダウンロードすると、このようなCSVファイルです。

9行目は私が変数名にしようと思って挿入した行です。

このCSVファイルをR言語のread.csv関数で読み込みます。

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str関数でデータが正常に読み込まれているか確認してみます。

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うまく読み込まれました。

このstr関数の結果を見て、やりたいことが2つ浮かびました。

ひとつは、yearを2005, 2006, 2007のように数値型のデータにすることと、

もうひとつは、cityを都道府県名と市名に分割することです。

yearを数字型にしましょう。はじめの4文字だけにしてから、数値型にします。

substr関数ではじめの4文字にして、as.numeric関数で数値型にします。

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str関数で確認しました。numとなっていますので、数値型になっていることがわかります。

次は、cityを都道府県名と都市名に分割します。strsplit関数を使います。

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chimei_listはどうなっているかというと、

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このようにリストになっています。

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for関数を使って、都道府県名のベクトル、都市名のベクトルを作ります。

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そして、dfにこうして作成したベクトルを付け足し、置換します。

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str関数で確認してみます。

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いい感じですね。

前に作成した、地域区分のデータも読み込みます。

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prefの変数名がヘンですね。prefに修正します。

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このchiiki_kubunのデータをdfに結合します。

まず、tidyverseパッケージを読み込みます。

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inner_join関数で結合します。

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select関数で変数を並び替えましょう。

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na.omit関数でNAの行を削除します。

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文字列型の変数をファクター型に変換します。

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attrが何かあります。必要ないので、削除します。

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prefは47都道府県、cityは105都市、regionは8地域、eastjapanは2(東日本、西日本)、japanpacificは3(日本海側、太平洋側、その他)あります。

これで分析のためのデータフレーム、dfが完成しました。

今回は以上です。