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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の食品営業施設処分件数のデータの分析3 - 1977年の長野県は処分件数が異常に多かった。

 

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per_shobun: 食品営業施設当たりの処分件数のサマリを見てみます。

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最小値は0、最大値は14.61、中央値は0.198、平均値は0.463です。

最大値の14.61は異常に大きいですよね。。

何年のどこの都道府県なのか確認しましょう。

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which.max関数で何行目にper_shobunの最大値があるかを調べ、その行だけを表示しています。1977年の長野県ですね。8万5260の食品営業施設に対して処分件数が1万2458件と14.61%もあります。

東日本と西日本で区別して、per_shobunのデータを見てみます。

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東日本のほうが標準偏差やCVが大きいです。データのバラツキが大きいということですね。

var.test関数で東日本と西日本でper_shobunの分散に違いがあるかどうかをチェックします。

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p-valueが<2.2e-16ということなので東日本と西日本のper_shobunは分散の値はあきらかに違いがあります。

分散に違いがあるので、wilcox.test関数で両者の分布位置に違いがあるかを調べます。

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p-valueは8.367e-06と0.05よりも小さいです。両者の分布位置には違いがあります。

密度グラフを描いてみます。

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都道府県別に平均値を計算してランキングしてみましょう。

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東京都が一番小さい値で佐賀県が一番大きい値です。

per_shobunの年ごとの変化をみてみましょう。

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昔はper_shobunの値にバラツキがありましたが、近年はほとんどないことがわかります。

今回は以上です。

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