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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の食品営業施設処分件数のデータの分析4 - 昔のほうが処分件数はあきらかに多かった。

 

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 の続きです。

前回のグラフで、最近のほうが食品営業施設当たりの処分件数はバラツキが小さく、件数も低いことがわかりました。

そのことを検定してみましょう。

1975年から1980年までの6年間のper_shobun: 食品営業施設当たりの処分件数と

2002年から2007年までの6年間のper_shobunを比較してみます。

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まずはこのように、per_shobun_old: 1975年から1980年のper_shobunとper_shobun_new: 2002年から2007年のper_shobunのオブジェクトを作りました。

二つのデータを小さい順に並べてグラフにしてみました。

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1975-1980年のほうが値が大きいことがわかりますね。

var.test関数で分散が同じかどうかを見てみます。

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p\value < 2.2e-16、sample estimates: ratio of variance 19.6032と分散が同じとは言えないですね。

var関数で分散の値を確認しておきましょう。

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1975-1980年のほうは2.49、2002-2007年のほうは0.127と全然違います。

wilcox.tset関数で両者の分布位置に違いがあるかどうかを検定します。

f:id:cross_hyou:20210515084517p:plain

p-value < 2.2e-16と0.05よりも小さいです。

両者に分布位置に違いがあるといえます。

両者の平均値、中央値を確認しておきましょう。

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平均値、中央値どちらも1975-1980年のデータのほうが大きいですね。

今回は以上です。

次回は

 

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